3本 『《ニュー・アニメ・クリエイターズ》』『転々』『サーフズ・アップ』 [2007年12月に観た映画]
2007年12月に観た映画。
『《ニュー・アニメ・クリエイターズ》』 ライズX
1h03
日本と韓国の短編アニメ3本を上映。料金は1,000円とお値打ち。
「楓ニュータウン ~僕らは大人になってくねん!~」 (2007・日本) 0h28
監・原・脚・キャラクターデザイン : いわきりなおと 声 : 森永悠希、土岐明里
「ウルフ・ダディ ~パパが必要なの~」 (2006・韓国) 0h10
監・原・脚 : チャン・ヒュンユン
「ほしのこえ」 (2002・日本) 0h25
監・脚・美・撮 : 新海誠
声 : 武藤寿美、鈴木千尋
「楓~」は手描きかと思っていたらCGだった。
手描きの方が作品的に合っていたと思うが、少人数で作るとなるとCGの方が便利なんでしょう。
小学5年生の胸キュン初恋物語。
声をあてている子供たちのリアル関西弁が可愛らしい。
主人公ミキオ役の森永悠希くんは今年公開された『しゃべれどもしゃべれども』に出ていた少年。
「ウルフ・ダディ」が思いのほか良かった。
ほっこりあったかアニメ。観る機会が有りましたら是非。
韓国映画特有の涙の押し付けはありません。10分だから押し付ける暇がなかった?
もう少し長かったら押し付けられたかも。
「ほしのこえ」はDVD(レンタル)にて鑑賞済み。
新海監督がほぼ一人で作った作品。
スゲェな新海監督。スゲェなパソコン。スゲェな日本アニメ。と、再認識。
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『転々』 アミューズCQN シアター1
(2007・日本) 1h41
監・脚 : 三木聡
出 : 三浦友和、オダギリジョー、小泉今日子、吉高由里子、岩松了、ふせえり、松重豊、岸部一徳
三木監督、相変わらずの小ネタ満載映画。
笑わせて、最後しんみりという型も円熟の域に。
本作が今の所最高傑作じゃないだろうか。
出演者の皆さん素晴しい。映画の中の住人と思えるほど自然。
三木映画の常連、岩松了さん、ふせえりさん、松重豊さんのトリオ面白すぎ。
ふせえりさんと言えば『図鑑に乗ってない虫』での“ちょろり”は最高だった。
『図鑑~』は“ちょろり”を見るだけでも一見の価値あり。
三木監督、“ちょろり”で一本作ってくれないだろうか。
イヤ、一本と言わずシリーズモノで何本でも。
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『サーフズ・アップ』 日比谷スカラ座
“SURF’S UP” (2007・アメリカ) 1h25
監・脚 : アッシュ・ブラノン / クリス・バック
声 : シャイア・ラブーフ、ジェフ・ブリッジス、ズーイー・デシャネル、ジェームズ・ウッズ、ジョン・へダー
とりあえず最初はオリジナルの声で観たいんだけど。
年々、と言うより月々、と言うより日々、海外のアニメにおいてオリジナルの字幕版の肩身が狭くなっている。
本作の字幕版、都内での上映は多分ここだけ。しかも夕方からの2回。
なので渋谷から日比谷に移動。
お気楽に観れて面白い。
特に大事件が起こるというわけでもなく、のんびりと“サーフィンって楽しいよ~”というノリ。
CG技術が凄い。CGが世に広まりかけた頃、CGでは水を表現するのが難しい。
と言われていたのを憶えているが(後は髪の毛とか)、もう完全にその問題はクリアー。
波の動き、波しぶき、水の透明感。どれも完璧。
ペンギンたちの毛並みもフワフワしていて気持ちよさそう。
CGアニメはエンドロールが長いというのが世の常ですが、本作も当然長い。
ピクサーのアニメだとエンドロールにオマケが有って退屈しないけど、本作はそれがなく退屈。
どうせならサーフィンシーンでも流せばいいのにと思っていた所、有りましたオマケ。
最後にJ・ブリッジズの歌が聴けます。
『恋のゆくえ/ファビュラス・ベイカー・ボーイズ』でも歌声を披露するほどですから上手いです。
吹替え版では聴けるんでしょうか?
本作のJ・ブリッジス、モゴモゴ感は控えめ。
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