『ジーリ』 [2007年12月に観た映画]
2007年12月に観た映画。
『ジーリ』 DVD(レンタル)
“GIGLI” (2003・アメリカ) 2h01
製・監・脚 : マーティン・ブレスト
出 : ベン・アフレック、ジェニファー・ロペス、ジャスティン・バーサ、アル・パチーノ、クリストファー・ウォーケン
2003年のラジー賞5部門ゲット。作品、監督、脚本、主演女優、カップル(B・アフレックとJ・ロペス)。
それよりスゴイのが、翌年の“この25年のワースト・コメディ作品賞”ゲット。
まさかこんなエゲつない賞まで獲ってるとは思わなかった。
アメリカ人よっぽどこの映画嫌いみたいです。
そんな訳で好きなM・ブレスト監督の映画でもなかなか手が出なかったんですが、
ようやっと観る気になりました。
恐る恐る観た所、確かに決して良い映画とは言えません。
退屈だし、話しにまとまりがないし、ラストで感動作に持っていこうとしてるのがあざといし。
ただ、『ミッドナイト・ラン』好きな自分にとっては、『ミッドナイト・ラン』の出来の悪い弟という感じでちょっと放っとけない。
映画の至る所に『ミッドナイト・ラン』を感じられて、なんか嬉しい。
B・アフレックが黒の革のジャケットを着ているだけで“オオッ!”と思ってしまう。
その他にも音楽の使い方、キャラクターの性格、電話を掛けているシーンだけでも“オオッ!、ジョー・パントリアーノ”と思えてつい顔がにやけてしまう。
そんなこんなで良い映画ではないのに満足感だけは有る。という不思議な映画でした。
映画の中で、自分の爪の見方でその人の本質が男性的か、女性的かが判るというシーンが有りました。
指を曲げて手のひら側から見ると男性的、指を伸ばして手の甲側から見ると女性的。
映画の中の嘘なのかもしれませんが、妙に説得力はあります。
これからの飲み会シーズンで使ってみては。
ネガティブ・カッター・モー・ヘンリー。
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