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3本 『ダーウィン・アワード』『パルス』『ジャーマン+雨』 [2007年12月に観た映画]

2007年12月のある日に観た映画。

『ダーウィン・アワード』
『パルス』
『ジャーマン+雨』

ネタバレも有りますのでご注意を。






『ダーウィン・アワード』  シネセゾン渋谷
“THE DARWIN AWARDS” (2006・アメリカ) 1h35
監・脚 : フィン・タイラー
出 : ジョセフ・ファインズ、ウィノナ・ライダー、ティム・ブレイク・ネルソン、デヴィッド・アークエット、ジュリエット・ルイス、クリス・ペン


おバカな事例を集めた『MASTERキートン』。

一つ一つの事例がおバカで面白く、作品を通してのメッセージ
“そんなに堅苦しく生きなくてもいいヨ”
というのも、自分なんかにも分かりやすくて好い映画でした。

アメリカ全土を飛び回るJ・ファインズとW・ライダー。

・・・あれっ?J・ファインズの目的ってなんだったっけ?
え~っと、おバカな死に方をした人達の調査をして・・・
その人達の共通点を見つけ出して・・・
で、どーすんの?

そんな事も分からない自分が一番おバカでした。

W・ライダーのやさぐれた女性というのも全く違和感無かった。
やっぱW・ライダーは上手いっすね。

C・ペンが2006年の1月に亡くなっていると今頃になって知って驚きました。
C・ペンと言えば大体の人は『レザボア・ドッグス』のナイス・ガイ・エディだと思いますが、
自分としては『フットルース』でのサラ・ジェシカ・パーカーの恋人役。
あの頃は全然スリムだった。

本作でも相変わらずの球体体型に磨きがかかってるなぁと思いましたが、
やっぱりそれが原因の一つなんでしょうか。





『パルス』  シアターN渋谷 シアター2
“PULSE” (2006・アメリカ) 1h26
監 : ジム・ソンゼロ
出 : クリステン・ベル、イアン・サマーハルダー、クリスティナ・ミリアン

黒沢清監督の2000年の作品『回路』のリメイク。
いやぁ~アメリカでリメイクされても黒沢清作品はよくワカンネェや。

至る所にオバケって存在する(存在させられる)ものなんだなぁ。とヘンな所で感心。
昔は柳の木の下や、井戸の中。
今やネットやケータイの電波の中。





『ジャーマン+雨』  ユーロスペース1 
(2006・日本) 1h11
監・脚 : 横浜聡子
出 : 野嵜好美、藤岡涼音、ペーター・ハイマン、ひさうちみちお

本作を観て、映画って何が正しくて何が間違いなのか本当は無いものなんだと気付かされた。
倫理的にやってはいけないものはあるけど、基本的には監督が作りたい様に作っていいもの。

その作りたかったものが観ている人達に伝わるか、それとヤラシイ話し商業的に成功するかどうかは別として。

残念ながら自分には本作で横浜監督が何を伝えたかったのかよく分からなかった。
ただ、横浜監督が本作を作りたい様に作ったというのはよく分かった。(実際そうなのか、全然満足してないのかもしれないけれど。)

本作をどのように形容すればいいのか。
漫画に“ヘタウマ”というジャンルと言うかくくりがあるけど、そういう感じ。
それが狙いでやったというのではなくて、自然とそうなってしまった。
言わば“ナチュラル・ボーン・ヘタウマ”。


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