『雪の女王 〈新訳版〉』 [2008年1月に観た映画]
2008年1月の晴れた日に観た映画。
『雪の女王 〈新訳版〉』
ネタバレ等も有ります。御注意の程を。
『雪の女王 〈新訳版〉』 シネマ・アンジェリカ
〈1957・ソ連〉 1h15
監・脚 : レフ・アタマーノフ
声 : ヤニーナ・ジェイモー、アンナ・コモローワ
宮崎駿さんが若い頃に影響を受けた作品という事です。
ヒロインのゲルダは宮崎アニメのヒロインの原型の様。
可憐で一途で芯が強い。
一方ゲルダが旅の途中で出会う山賊の娘は、性格悪そうに見えて実は心根の優しい少女。
これも宮崎アニメにはよく見られるキャラ。モンスリーとかクシャナ姫とか。
フルアニメーションは動きが滑らかで観てて気持ち良い。
現在フルアニメーションはCGがメインの様ですが、手描きのフルアニメは温かみが有って良いです。
お目目パッチリの動物たちのデザインは、ディズニー、手塚治虫さんの作品に出てくるキャラクターに似ている。
クライマックス、雪の女王との対決を過剰に盛り上げない。
物足りなくも思えますが、のどかな感じで良かったです。
雪の女王は人間の邪悪な心の象徴とも取れるので、
それを正すのは、暴力によるものではなくてゲルダ達の清らかな心でしかない。
というメッセージなのかもしれない。
それに続くめでたしめでたしの大団円で“おしまい”というのものどかで良かった。
同時上映は『鉛の兵隊』。
『雪の女王』と同じくアンデルセン童話原作の20分の短編アニメ。
お話し自体は小さい頃NHK教育テレビなどで観て知っているはずだったけど、
あそこまで悲恋だったとは。大人になってから観るとより切ないです。
2008-01-12 17:09
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