エ~ガばっか 1995年6月 [エ~ガばっか 1995年]
1995年6月に観た映画。
『ミセス・ダウト』 レーザーディスク
“MRS.DOUBTFIRE” (1993・アメリカ) 2h06
監 : クリス・コロンバス 製・出 : ロビン・ウィリアムズ 出 : サリー・フィールド、ピアース・ブロスナン
2回目。R・ウィリアムズとS・フィールドは別れた夫婦役。
コメディ映画なら最後に二人がよりを戻す展開も有りだと思うけど、そうはならない所は離婚大国アメリカならでは。
『ショーシャンクの空に』 新宿東急
“THE SHAWSHANK REDEMPTION” (1994・アメリカ) 2h23
監・脚 : フランク・ダラボン 原 : スティーヴン・キング 出 : ティム・ロビンス、モーガン・フリーマン、ボブ・ガントン、クランシー・ブラウン、ウィリアム・サドラー
F・ダラボン監督って・・・誰?。そしてT・ロビンス、M・フリーマンが映画好きにはお馴染みの俳優。だけど一般的には・・・誰?だった頃。
アカデミー賞7部門ノミネートも逆スウィープに終わり、オスカーゲットの『フォレスト・ガンプ』フィーバーも鳴りを潜めた時期、そんなに騒がれもせず公開された本作。
『フォレスト・ガンプ』フィーバーにイマイチ乗れきれなかった(決して映画が良くなかったという事ではないです)自分に、目からウロコ鼻からDHAをドバドバ飛びださせた本作。
勧善懲悪の要素も含まれる本作は日本人の方が受けが良かったのかも。
1995年の日本アカデミー賞では、『フォレスト・ガンプ』等を抑えて外国作品賞を獲得。
『死の接吻』 新宿オスカー劇場
“KISS OF DEATH” (1995・アメリカ) 1h40
製・監 : バーベット・シュローダー 出 : デヴィッド・カルーソ、ニコラス・ケイジ、ヘレン・ハント、サミュエル・L・ジャクソン
主役はD・カルーソですが、それよりも脇役の豪華さの方が気になってしまう。
あまり意味の無い情報を一つ。
N・ケイジが酔っ払いのオッチャンを放り投げるシーン。何を思ったのかN・ケイジ、本気で投げてオッチャン大ケガしたらしい。
『BOXER JOE』 テアトル新宿
(1995・日本) 1h58
監・脚 : 阪本順治 出 : 辰吉丈'一郎、辰吉粂二、宇崎竜童、黒谷友香、國村隼、金元気、笑福亭松之助
辰吉丈'一郎×薬師寺保栄戦のドキュメンタリーと、辰吉を応援する大阪のある一家を描くドラマがミックスされた珍しい映画。
辰吉×薬師寺戦、リングサイドにダウンタウンの松ちゃんとキムキム兄やんがいて、ついそっちに目が行ってしまい試合に集中できない。
しかしこれは事故と言うしかない。運の悪い事にたまたま写る所に二人がいてしまった。
更にカメラが固定されているという運の悪さも重なって起こったアクシデント。
阪本監督も「アイタタタ~」と思った事でしょう。
『ネル』 池袋ジョイシネマ2
“NELL” (1994・アメリカ) 1h53
監 : マイケル・アプテッド 製・出 : ジョディ・フォスター 出 : リーアム・ニーソン、ナターシャ・リチャードソン
♪テ~レッテレ~、“練っておいしいねるねるね~るね”
この映画人間ドラマ。故にこんな事しか思い浮かばず。・・・ぢっと手を見る。
『雲の中で散歩』 渋東シネタワー1
“A WALK IN THE CLOUDS” (1995・アメリカ) 1h42
監 : アルフォンソ・アラウ 出 : キアヌ・リーヴス、アイタナ・サンチェス=ギヨン、アンソニー・クイン、ジャンカルロ・ジャンニーニ
映画は良質な小品といった感じ。
K・リーヴスの波乱の作品選び。『スピード』の次が『JM』で、その次がこの映画。
この後も波乱は続き、どうなるのかと思っていたら1999年に『マトリックス』。
しかしシリーズ終了後はまたしても波乱含み。
その人柄および私生活同様、作品選びの基準も謎が多い。
『死と処女(おとめ)』 渋谷東急2
“DEATH AND THE MAIDEN” (1995・アメリカ) 1h44
監 : ロマン・ポランスキー 出 : シガニー・ウィーバー、ベン・キングスレー、スチュアート・ウィルソン
渋谷東急2は自分的には、同じ東急文化会館に有ったパンテオン、東急1、3と較べるとイマイチな映画館だった。
傾斜があまりなくて、椅子が硬かった。
この映画はブロードウェイの舞台の映画化。出演は上記の3人だけの密室劇。
S・ウィーバーのヌードも有り。マニアの方必見。(デビット伊東さん、インスタント・ジョンソンのすぎさんファンを含む。)
『ザ・ペーパー』 恵比寿ガーデンシネマ2
“THE PAPER” (1994・アメリカ) 1h52
監 : ロン・ハワード 出 : マイケル・キートン、マリサ・トメイ、グレン・クローズ、ロバート・デュバル、ランディ・クエイド
前年の10月にオープンした恵比寿ガーデンシネマ。
いつ行ってもOK、飲食自由。というお気楽な映画館がほとんどだった頃に、定員入替制、客席での飲食不可というルールを体験するのが自分としては初めてだったので最初はかなり戸惑った。
と言うかムカついた。なに気取ってやがんだ、と。
そんな不穏な精神状態で観た本作は面白かった。
新聞社を舞台にした群集劇。
R・ハワードのフィルモグラフィーの中では地味めな作品ですが、
派手な映画も撮れて、本作の様な小品も撮れる。という所がR・ハワード監督の強みだと思う。
『バットマン・フォーエヴァー』 新宿ミラノ座
“BATMAN FOREVER” (1995・アメリカ) 1h59
監 : ジョエル・シュマッチャー 製 : ティム・バートン 出 : ヴァル・キルマー、クリス・オドネル、トミー・リー・ジョーンズ、ジム・キャリー、ニコール・キッドマン、ドリュー・バリモア、マイケル・ゴフ
公開初日オールナイト。
行き詰った『バットマン』シリーズ3作目。今では製作不可能と思える出演者の豪華さを楽しむか、映像派職人監督の面目躍如のJ・シュマッチャー監督の仕事ぶりを堪能するしかありません。
『ダイ・ハード3』 新宿プラザ
“DIE HARD : WITH A VENGEANCE” (1995・アメリカ) 2h08
製・監 : ジョン・マクティアナン 出 : ブルース・ウィリス、サミュエル・L・ジャクソン、ジェレミー・アイアンズ、グラハム・グリーン、サム・フィリップス
先・先行オールナイト。
開始は深夜1時過ぎ。それでも満席。新宿プラザで。“日本人って『ダイ・ハード』好きだなぁ”と改めて思った。
観終わって「違うな」と思った方も多くいた事でしょうが、自分的には面白かった。
『ダイ・ハード』シリーズの中で一番好き。
直前に観た『バットマン・フォーエヴァー』は、前2作のダーク路線からライトポップに路線変更も功を奏さず。
本作の場合は、ジョン・マクレーン刑事がそこにいればそれ即ち『ダイ・ハード』という姿勢で前2作を軽々とブチ壊してみせる。
その心意気も込みで一番好き。
ジョン・マクレーンがスーパーヒーローになってしまったのが、1作目を好きな人達が本作を許せない所。というのも分からないでもないですが、自分的にはギリギリOK。
『エンジェルス』 テアトルダイヤ
“ANGELS IN THE OUTFIELD” (1994・アメリカ) 1h42
監 : ウィリアム・ディア 出 : ダニー・グローヴァー、ジョセフ・ゴードン=レヴィっト、クリストファー・ロイド、ミルトン・A・デービス・ジュニア
メジャーリーグの弱小チームカリフォルニア・エンゼルス(現ロサンゼルス・エンゼルス)が天使の力を借りて大躍進。というファンタジー。
野球に限らずスポーツを題材にしたら、一にも二にもそのスポーツのプレーのシーンに力を入れないと駄目だと思う。
ヘボいプレーを見させられた瞬間に一気に興醒めしてしまう。その悪い例がこの映画。
『ダイ・ハード2』 ビデオ
“DIE HARD 2” (1990・アメリカ) 2h02
監 : レニー・ハーリン 出 : ブルース・ウィリス、ウィリアム・サドラー、ジョン・エイモス、フランコ・ネロ、フレッド・ダルトン・トンプソン、デニス・フランツ
4回目。『3』を観たら、観たくなってしまった。
個人的『ダイ・ハード』ランキング。現在第3位。
『遺産相続は命がけ!?』 ビデオ
“GREEDY” (1994・アメリカ) 1h52
監 : ジョナサン・リン 出 : マイケル・J・フォックス、カーク・ダグラス、ナンシー・トラヴィス、オリヴィア・ダボ
「ハァ~、今回も『いとこのビニー』を超えられなかったか。」と、今まで何回ため息をついた事でしょう。
J・リン監督に勝手に期待しているこっちが悪いっちゃあ悪いんですけど。
1995年6月に観た映画13本。
アメリカ映画12本、日本映画1本。
映画館10本、ビデオ2本、レーザーディスク1本。
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