エ~ガばっか 1995年9月 [エ~ガばっか 1995年]
1995年9月に観た映画。
『ルパン三世 第145話 死の翼アルバトロス』 テレビ(日本テレビにて再・再・・・放送)
演・脚 : 照樹務(宮崎駿) 声 : 山田康雄、小林清志、井上真樹夫、増山江威子、納谷悟朗
いきなり映画ではありませんが、映画以上のクオリティのとんでもない大傑作。
30分のテレビアニメなので本編は正味20数分。
その中で巻き起こる大活劇は何回観ても飽きません。
宮さん短編上手すぎます。
しかもこれを1980年当時のテレビアニメで作ってしまう。
それが天才の天才たる所以。
冒頭のすき焼き争奪戦から絵が動く動く。
ルパンが五ェ門に放つ「ネギ喰えっネギッ!日本人だろうがっ!」というセリフは、
今もすき焼きを食べる度に山田康雄さんの声で甦ります。
クライマックスの空中戦。初めて観た時には「なんじゃこれは!」と驚くしかなかった。
ビデオに録って繰り返しコマ送りで見た事も有ります。
これを観ちゃうと最近の宮さんの作品に歯痒い思いをする事になってしまうので、それなりの覚悟が必要です。
『ショーシャンクの空に』 渋谷東急3
“THE SHAWSHANK REDEMPTION” (1994・アメリカ) 2h23
監・脚 : フランク・ダラボン 出 : ティム・ロビンス、モーガン・フリーマン、ボブ・ガントン
2回目。5月に公開されて、この時は9月。
と言っても、この時までロングランされたわけではなく、アンコール上映。
アンコールされるほどの大ヒットではなかったと思うんだけど。
作品の質でのアンコールだったのか、それとも何か大人の都合があったのか。
何はともあれ映画館でまた観れて良かった。
『ボーイズ・オン・ザ・サイド』 松竹セントラル1
“BOYS ON THE SIDE” (1995・アメリカ) 1h57
製・監 : ハーバート・ロス 出 : ウーピー・ゴールドバーグ、メアリー=ルイーズ・パーカー、ドリュー・バリモア、ジェームズ・レマー
シェリル・クロウが歌う主題歌が良かった。
『明日に向って撃て!』 シャンゼリゼ
“BUTCH CASSIDY AND THE SUNDANCE KID” (1969・アメリカ) 1h52
監 : ジョージ・ロイ・ヒル 出 : ポール・ニューマン、ロバート・レッドフォード、キャサリン・ロス
4回目ぐらい。リバイバル上映。映画館で観るのは初めて。
“アメリカン・ニュー・シネマ”辺りになってくると古典への苦手意識はなくなってくる。
と言ってもそれほど観ているわけではありません。
と言うかこの映画面白いですから苦手も何もないんですけど。
ブッチ・キャシディ&サンダンス・キッド&エッタ。カッコイイ。
『タイ・カップ』 シネマ・カリテ2
“COBB” (1995・アメリカ) 2h08
監・脚 : ロン・シェルトン 出 : トミー・リー・ジョーンズ、ロバート・ウール、ロリータ・ダヴィドヴィッチ
シネマ・カリテは現・新宿武蔵野館。武蔵野館1だけが広くなったけど、他は当時と変わっていない。多分。
メジャーリーグ最高の打者の一人、タイ・カップの人間性に迫った映画。
かなり性格のキツイ人だったらしく、ナイトクラブで質問を受けるシーンにて、
司会者 「生涯打率3割6分7厘のあなたが現在の投手をどれぐらい打てますか?」
タイ・カップ 「せいぜい2割9分だな。」
司会者 「嘘でしょ?」
タイ・カップ 「当然だ。オレは今72歳だ。」
72歳にして現役投手を相手に3割近く打てると言い切るタイ・カップ。恐るべしです。
『彼と彼女の第2章』 新宿ビレッジ2
“FORGET PARIS” (1995・アメリカ) 1h41
製・監・脚・出 : ビリー・クリスタル 出 : デブラ・ウィンガー、ジョー・モンテーニャ、シンシア・スティーブンソン
『恋人たちの予感』はチョットダメだったんですが、こちらはラブコメ度がより高いので面白く観れた。
この映画は、エンドクレジットに映像付き、クレジット後にオマケ付き。
そんな事されたらボンクラは、「うっひょぉ~」と、つりキチ三平のごとく片足を天高く突き上げてジャンプしたくなってしまいます。
『119』 ビデオ
(1994・日本) 1h50
監・脚・出 : 竹中直人 出 : 赤井英和、鈴木京香、塚本晋也、温水洋一
この日は日劇プラザ(現・日劇2か3)にスタローン主演『ジャッジ・ドレッド』を観に行ったんですが・・・。
係の人に「席は前の方になります。」と言われて、それでもまぁいいかと入ったら、
一番前の端しか空いていない・・・。
他の映画館でもそうなんですが特に日劇2及び3のその周辺の席といったら、頭痛持ちの自分なんかが座ったら一発でアウトの危険地帯。
(シネコンで狭い割にスクリーンが異常にデカイ所になると、全て危険地帯という事も有ります。)
で、座るのは諦めて後ろで立ち見をしようと行ってみたら、立ち見のお客さんでいっぱいだった。
じゃあ最初から「立ち見です。」って言ってくれよ。と泣き言を内に秘めて、無駄な抵抗で映画を観ないで帰った。
という苦い思い出の日。
で、家に帰ってのんびりとしたこの映画を観た。
『ワン・カップ・オブ・コーヒー』 ビデオ
“ONE CUP OF COFFEE” (1991・アメリカ) 1h35
製・監 : ロビン・B・アームストロング 出 : ウィリアム・ラス、グレン・プラマー、デアドル・オコーネル
1957年、あるマイナーリーグ。野球を愛し続けた男の話し。イイ話しです。
『ブロードキャスト・ニュース』 ビデオ
“BROADCAST NEWS” (1987・アメリカ) 2h12
製・監・脚 : ジェームズ・L・ブルックス 出 : ウィリアム・ハート、ホリー・ハンター、アルバート・ブルックス、ジョーン・キューザック
ある大物スターのカメオ出演。知っていたので驚きはなかった。
カメオ出演は事前に知らないで驚きたいものです。
ケヴィン・コスナー版『ロビン・フッド』の大物スターの時は驚いた。
『ルパン三世 最終話 さらば愛しきルパンよ』 テレビ(日本テレビにて再・再・・・放送)
演・脚 : 照樹務(宮崎駿) 声 : 山田康雄、小林清志、井上真樹夫、増山江威子、納谷悟朗、島本須美
『死の翼アルバトロス』を観たなら当然こちらも観るでしょう。
宮さん自身は赤ジャケルパンに対する愛憎や、当時のアニメーション業界とそれをとりまくアニメファンに対する批判を込めて『死の翼アルバトロス』や『さらば愛しきルパンよ』を作ったらしいのですが。
出来上がったものは誰しもが楽しめるエンターテイメント作品。文句なしの大傑作。
出来れば前・後編で観たかった。と思うのは高望みしすぎ。
新宿→中野→高円寺→埼玉(川越?)。ビル群、街中、住宅街で繰り広げられる怒涛のアクション。
また言っちゃいますが、1980年のテレビアニメです。これ。
宮さん当時40才手前。脂が乗り切ってバリバリの頃。その圧倒的仕事量が生み出した奇跡的作品。
今、宮さんに願う事は、せめてもう一本短編のアクションモノを作って、ジブリファンの度肝を抜いて欲しい。
『ジム・キャリーはMr.ダマー』 シネセゾン渋谷
“DUMB AND DUMBER” (1994・アメリカ) 1h45
監・脚 : ピーター・ファレリー 脚 : ボビー・ファレリー 出 : ジム・キャリー、ジェフ・ダニエルズ、ローレン・ホリー
日本にはネコバス。そしてアメリカにはイヌワゴンが有った。
『ジャッジ・ドレッド』 渋東シネタワー3
“JUDGE DREDD” (1995・アメリカ) 1h36
監 : ダニー・キャノン 出 : シルヴぇスター・スタローン、アーマンド・アサンテ、ダイアン・レイン、マックス・フォン・シドー、ロブ・シュナイダー、ユルゲン・プロホヌフ、ジョアン・チェン
仕切り直しで渋東で観ています。日劇プラザに観に行った時は公開してまもなくだったために満員だったけど、このときは空いていた。
英国産人気コミックの映画化。巷の評判がボロクソだったけど、映画の冒頭でコミックの『ジャッジ・ドレッド』の映像が映し出される。
これは「この映画はあくまでマンガですよ。だから肩肘張らないで観てね。」というメッセージと受け取った。
そうして観たらそれなりに面白かった。
視覚効果関係は当時としてはかなり良い出来だった。今観たらどうかは分からないけど。
1995年9月に観た映画10本。
アメリカ映画9本、日本映画1本。
映画館7本、ビデオ3本。
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