2本 『団塊ボーイズ』『結婚しようよ』 [2008年2月に観た映画]
2008年2月に観た映画。
『団塊ボーイズ』
『結婚しようよ』
ネタバレなどが有った場合はどうかご勘弁を。
『団塊ボーイズ』 新宿バルト9 シアター3
“WILD HOGS” (2007・アメリカ) 1h39
監 : ウォルト・ベッカー
出 : ジョン・トラヴォルタ、ティム・アレン、マーティン・ローレンス、ウィリアム・H・メイシー、マリサ・トメイ、レイ・リオッタ、スティーヴン・トボロウスキー
中年の危機(ミドルエイジ・クライシス)を友情と笑いで吹き飛ばせ。といった内容。
中年男4人組がそれぞれの悩みを抱えてバイクでの旅に出る。
で、なんじゃかんじゃあって4人中3人はその悩みを解決できたような、解決できていないようなビミョーな感じ。
ただ一人トラヴォルタに限っては全く何一つとして解決していない。
キャラ的に、まぁ一人で何とかすんだろう。とは思えるけど。
これってもしかしたらトラヴォルタは『男はつらいよ』の寅さんなのかもしれない。
強烈な個性で周囲の人間をしっちゃかめっちゃかにするけど、当の本人は何一つ変わらず。何事も無かった様にしっちゃかめっちゃかを繰り返す。
この映画も『男はつらいよ』のようにシリーズ化したら面白そう。
え~ここで一つ重大な告白を。
実は・・・
『男はつらいよ』ちゃんと観た事ありません。
テレビで放送しているのをチラ観した程度。
なので『男はつらいよ』に関する事は、あくまでイメージです。
アメリカでは大ヒットの映画。
その要因はキャスティングにあると思う。
全てのキャストが適材適所。
中年4人組、暴れん坊のR・リオッタ、役に立たない保安官のS・トボロウスキー、そして大物ゲストに至るまでそれぞれがピッタリとはまっていて安心して笑える。
M・トメイがただのお飾りなのが残念だったけど、相変わらずキュートなのでそれはそれで良かった。
『結婚しようよ』 池袋シネマ・ロサ1
(2008・日本) 1h59
監・脚 : 佐々部清
出 : 三宅裕司、真野響子、藤澤恵麻、AYAKO、金井勇太、松方弘樹、入江若葉、岩城滉一、モト冬樹
『団塊ボーイズ』同様、団塊の世代のおじさんが主人公。
『団塊ボーイズ』はアメリカンコメディ。こちらは人情喜劇といった趣。
団塊の世代のヒーロー吉田拓郎さんの数々の名曲を随所に散りばめて贈る団塊の世代への応援映画。
所々有り難いお説教も有り。
歌と物語ががっちりリンクしているという事ではなくて、拓郎さんの歌を聴いて元気を出してください。といった感じ。
応援映画ですから。
喜劇で2時間は長そうだなぁ。と心配だったんですが、自分的にはやっぱり長かった。
最後に拓郎さんが2006年につま恋で行なったコンサートでの「落陽」のライブシーンが映し出されます。
それ見せられちゃうとそのコンサートをもっと見たくなってしまう。
どうせ2時間なら、喜劇1時間、コンサート1時間で観たかった。
しかしそうなると、そのコンサートはかぐや姫とのジョイントコンサートなので、かぐや姫の立場はどうしてくれるといった遺恨が生じるのかもしれない。
それにしても「落陽」は名曲。拓郎さんの声が素晴しく、ガツンときます。
キャンディーズの歌が使われているのが不思議だったんですが、それも拓郎さん作曲だった。
しかし演歌の「襟裳岬」(これも拓郎さんが作曲)の使い方だけはかなり強引過ぎたように思う。
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