エ~ガばっか 1995年10月 [エ~ガばっか 1995年]
1995年10月に観た映画。
『エド・ウッド』 シャンテ・シネ3
“ED WOOD” (1994・アメリカ) 2h04
製・監 : ティム・バートン 出 : ジョニー・デップ、マーティン・ランドー、サラ・ジェシカ・パーカー、パトリシア・アークエット、ビル・マーレイ
この映画でT・バートン監督はハリウッドへ決別状を叩きつけた。
と、思ったんですが、今もハリウッドで自分の撮りたい映画だけを撮り続けています。
意外と世渡り上手?
『GONIN』 丸の内松竹
(1995・日本) 1h49
監・脚 : 石井隆 出 : 佐藤浩市、本木雅弘、竹中直人、根津甚八、椎名桔平、ビートたけし
丸の内松竹は、現・丸の内プラゼール。
因みに“プラゼール”とは、ポルトガル語で“ようこそ”の意味らしいです。
何故にポルトガル語なのかは分かりません。
『ボディガード』 テレビ(フジテレビにて放送)
“THE BODYGUARD” (1992・アメリカ) 2h15
監 : ミック・ジャクソン 製・出 : ケヴィン・コスナー 出 : ホイットニー・ヒューストン、ミシェル・ラマー・リチャーズ
4回目。大ヒットしたが故に「大嫌い」という意見も多く聞かれます。
が、ボンクラとしては好きな映画。
分かり易いし、なんと言ってもまだ“良きアメリカ人”の象徴だった頃のK・コスナーがカッコイイ。
『マディソン郡の橋』 渋谷パンテオン
“THE BRIDGES OF MADISON COUNTY” (1995・アメリカ) 2h15
製・監・出 : クリント・イーストウッド 出 : メリル・ストリープ
イーストウッドとM・ストリープ、今生の別れの名シーン。
映像的にはイーストウッドに帽子を被って欲しかった。
心情的に、ありのままの自分をさらけ出している。という意味があったのかもしれませんが。
『オンリー・ユー』 恵比寿ガーデンシネマ1
“ONLY YOU” (1994・アメリカ) 1h48
製・監 : ノーマン・ジュイソン 出 : マリサ・トメイ、ロバート・ダウニー・Jr、ボニー・ハント
最初に行った時は、各回入れ替え、客席での飲食不可のルールに馴染めず毛嫌いしていた恵比寿ガーデンシネマですが、そういう事になっている。と分かればそれなりの覚悟も出来る。
という事でこれ以降、全く不満はなくなった。
映画館に行くまでが面倒臭い。という不満は今でも有りますが。
この映画『マディソン郡の橋』とは真逆の内容。
『マディソン郡の橋』は愛し合っていても結ばれない男女の話。
こちらは、運命の人のためならアメリカからイタリアへひとっ飛びするM・トメイと、その運命の人R・ダウニー・Jrのロマンティック・コメディ。
『ドンファン』 新宿ジョイシネマ2
“DON JUAN DE MARCO” (1995・アメリカ) 1h38
監・脚 : ジェレミー・レヴィン 製 : フランシス・フォード・コッポラ 出 : ジョニー・デップ、マーロン・ブランド、フェイ・ダナウェイ、ジェラルディン・ペラス
当時の新旧問題児J・デップとM・ブランド共演の大人のおとぎ話。
J・デップも今やすっかり丸くなりました。韓流スター顔負けのサービス精神。
片やこの頃のM・ブランドは体型がまん丸。
『コンゴ』 新宿ピカデリー1
“CONGO” (1995・アメリカ) 1h49
製揮・監 : フランク・マーシャル 出 : ディラン・ウォルシュ、ローラ・リニー、アーニー・ハドソン、ティム・カーリー
お金の掛かったB級映画。お昼のテレビ東京、深夜の各局、ケーブルテレビ。何かの拍子で観始めたら思わぬ拾い物と思えるかも。
この映画には当時放送していたテレビ東京の映画情報番組『シネマ通信』に出演していたロミー&ラスティのロミー・ローズモント(若干メグ・ライアン似の方)がチョイ役で出ている。
元祖デ・ニーロ物真似(どーよのテルさんよりずっと前)のラスティ・シュウィマーの方は『ツイスター』『パーフェクト・ストーム』『ニューオーリンズ・トライアル』などでお目にかかれます。
ジェファソンは何処へ・・・。
『クリムゾン・タイド』 新宿プラザ
“CRIMSON TIDE” (1995・アメリカ) 1h55
監 : トニー・スコット 出 : デンゼル・ワシントン、ジーン・ハックマン、ジョージ・ズンザ、ヴィゴ・モーテンセン、ジェームズ・ガンドルフィーニ
D・ワシントンv.s.G・ハックマン。男と男の対決。
この映画以前のT・スコット監督作品はそれほど好きではなくて、むしろ毛嫌いしていた感じだったけど、この映画を観て手のひら返し。それぐらい面白かった。
『ブレイブハート』 渋東シネタワー1
“BRAVEHEART” (1995・アメリカ) 2h57
製・監・出 : メル・ギブソン 出 : ソフィー・マルソー、パトリック・マッグーハン、キャサリン・マコーマック
M・ギブソン監督2作目。1作目の『顔のない天使』はヒューマンドラマでいかにも俳優が監督に挑戦した。という映画だったけど。
監督2作目で大化け。史実を基にした物語の中に愛と自由と争いと人間の尊厳をブチ込んだ一級のエンターテイメント作品を作り上げてしまった。
この映画で唯一残念なのは、胸がかきむしられるほどのM・ギブソン絶命のシーン。
「FREEDOM!」という絶叫を残して絶命するわけですが、その字幕が「自由万歳!」。
・・・え?(当時の心の声)
確かに難しい翻訳ではあると思います。直訳すれば「自由」ですから。しかし何故に「万歳!」を付けてしまったのか?「万歳」の後に「!」をつけたからそれで良しと思ったのか?
DVDの字幕や吹き替えでもその翻訳になっているのか確認してみたら、字幕はそのまま。
翻訳では「我に自由を!」となっていました。
そりゃ「我に自由を!」の方がそのシーンでは絶対的に正しいと思う。
因みに字幕翻訳は何かと物議を醸すあのお方。吹き替え翻訳は栗原とみ子さん。
とにかく集団での戦闘シーンが燃えます。あの大迫力は未だに自分の中で『ジャンヌ・ダルク』(1999年、リュック・ベッソン監督)と並んでツートップの位置にいます。
自分の中で戦闘シーンにおいてその2作が基準となってしまっているので、どうしても他の映画の戦闘シーンに辛口の評価をしてしまいます。『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズにおいても然り。
戦闘シーンだけではなく、こういうロマンティックなシーンもあります。
『光る眼』 渋谷東急3
“VILLAGE OF THE DAMNED” (1995・アメリカ) 1h38
監・音 : ジョン・カーペンター 出 : クリストファー・リーヴ、カースティ・アレイ、マーク・ハミル、マイケル・パレ
スーパーマンv.s.地味な服好きの子供たちの戦い。
J・カーペンター監督って独特のポジションにいる監督だと思う。
大ヒット作品があるわけではないし、アカデミー賞をとるような作品を撮っているわけでもない。
が、未だ現役(劇場映画はご無沙汰ですが)で、J・カーペンター監督ならではの独特な映画を撮り続け、それらの作品がファンの方達に敬愛の念を持って温かく受け容れられている。
なんかものすごく幸せな映画監督だと思う。
1995年10月に観た映画10本。
アメリカ映画9本、日本映画1本。
映画館9本、テレビ1本。
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