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3本 『ガチ☆ボーイ』『L change the WorLd』『ライラの冒険 黄金の羅針盤』 [2008年3月に観た映画]

2008年3月に観た映画。

『ガチ☆ボーイ』
『L change the WorLd』
『ライラの冒険 黄金の羅針盤』

ネタバレ、個人的感想有り。悪口多めになっております。

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『ガチ☆ボーイ』  新宿トーア
(2007・日本) 2h00
監 : 小泉徳宏  脚・出 : 西田征史
出 : 佐藤隆太、サエコ、向井理、中谷竜、小椋毅、久保麻衣子、川岡大次郎、宮川大輔、仲里依紗、泉谷しげる 

[映画]学生プロレスを舞台にした青春ストーリー。

[映画]良かった。泣けた。予告でネタバレしているそのままの内容。でも泣けた。
プロレスに懸ける熱い想い、その想いを共にする仲間たち、しかし主人公にはある障害が有って。
という一直線なお話し。その一直線さがズドンと来た。

数有る泣き所の中で特に泣けたのが、主人公はある事故を境に新しい事が記憶できないという障害を持っているため、プロレス同好会に入会して何ヶ月も経っていてもメンバー達とは毎日常に初対面。(主人公は毎朝ある努力をしているので仮の記憶だけは有ります。)
初対面の人に会う緊張感。その気持ちよく分かる。
その緊張感を持って部室に向かうと、そこには自分のことを知っていてくれる人たちがいる。自分の事を仲間だと思ってくれている人たちがいる。
その時の喜び、嬉しさ。一直線にバッコーンと来た。泣けた。ブワァッと泣けた。

『ガンダム』最終回のラストシーンを思い出しました。若井おさむさんだったら「こんなに嬉しい事はない。」と、おっしゃる事でしょう。
小泉監督は『ガンダム』世代よりかなり下(1980年生まれ。まだ28歳)ですが、どこかで影響を受けているのかもしれない。と、邪推してみました。

[映画]佐藤隆太さん良かった。正直今までそんなにお芝居の上手な人ではないと思っていたけど(ゴメンナサイ)、この映画のこの真っ直ぐな主人公にピッタリ。素晴しかった。

予告で佐藤さんが見せる打点の高いドロップキック。それがクライマックスでどのような形で見れるのか興味津々だったけど、そんな事はこの映画においては小さい事に気づきました。
確かに凄い、視覚的にも見栄えがします。前フリも充分にフッてあります。
でもそれが例えフライングボディアタックやエルボースマッシュであったとしても主人公の熱い想いは伝わってきたと思います。

[映画]とても良い映画だったのですが、個人的意見として難が有るとすれば『ガチ☆ボーイ』というタイトル。
何かBL系の匂いがそこはかとなく漂ってきて声にするのがチト恥ずかしい。
というのは妄想癖が過ぎるでしょうか。
フジテレビ製作という事で、『ウォーターボーイズ』『スウィングガールズ』の流れの中の1作という事なんでしょう。多分。

因みに原作となった舞台でのタイトルは『五十嵐伝~五十嵐ハ燃エテイルカ』。
そのタイトルでは“フジテレビ式ヒットする映画のノウハウ”から外れるのかもしれない。
だからと言って『ガチ☆ボーイ』が最善だったとは思えない。。
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『L change the WorLd』  新宿ジョイシネマ3
(2008・日本) 2h08
監 : 中田秀夫
出 : 松山ケンイチ、藤村俊二、福田麻由子、福田響志、南原清隆、平泉成

[映画]大ヒット映画『デスノート』からのスピンオフ。

[映画]この映画も大ヒット。なので思う存分悪口書けます。重箱の隅突っつきます。

先ずは細かい所でスイマセン。ウィルス研究所の研究室の自爆装置(爆発はしませんが、中にいる人がとんでもない事になります。)。そのスイッチ。
フタをパカッと開けてボタンをポチッとな。と、学校の非常ベル並みのお手軽さ。
別に『エイリアン』のノストロモ号ほどの工程は求めませんけど、せめてフタは鍵ぐらい使って開けてほしい。
最大限に良い解釈をすると、最新鋭の識別システムが付いていたのかもしれない。
だからスイッチの前に立つだけでフタが開けられたのかもしれない。
それならそう描かないと。せっかくお金のある映画なんだから。

もう一つ、抗ウィルス薬の開発を依頼した博士に、Lと一緒にいる少年がウィルスで全滅したタイの村で唯一生き残った少年だという事を説明します。
博士に会って半日ほど経ってから。
・・・遅くね?
どう考えても抗ウィルス薬を開発する何かしらのヒントが少年に隠されている。と、観ている誰もが思ってますけど。実際、タイ人の体に多く含まれている何とかという物質がどーたらこーたら。という事だったし。
もう『全員集合!!』の「志村ぁ~、後ろぉ~」状態です。
天才探偵の天才ぶりがLの最大の魅力だと思うけど、それを台無しにする凡ミス。

もう一つ、ナンチャンの扱いはいくらなんでも可哀相だった。登場のシーンで客席から失笑。その後も出るシーン、出るシーンでスベリまくりの浮きまくり。
役柄がコメディリリーフ兼運転手なのですが、いくらプロの芸人だからといって、固定ファンのついているシリーズの3作目にいきなり出ていって笑わせろ。というのは無理な話だと思う。
そもそもこの話しに笑わせるシーンがどうしても必要だったとは思えない。

勝ち目の無い勝負に果敢に挑んで見事に砕け散ったナンチャンに日本男児の心意気を見ました。
この挑戦を描いた映画が観たいぐらいです。

悪口書くの楽しいんですけどこれぐらいにして、次は邪推します。

[映画]以下“L”風に読んで頂ければ幸いです。

「この映画ではやけにワタリ(おヒョイさん)がフィーチャーされています。
そしてこの映画には日本テレビが製作に一枚噛んでいる。
・・・。
分かりました。おそらく彼らは『デスノート』以前の物語をテレビドラマ化する事を目論んでいます。
そして、その結末を映画化して更なるドジョウを捕らえようとしています。」

と、低レベルな推理をしてみました。まぁテレビ局がそう簡単に金の成る木は手放さないだろうという事で。

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『ライラの冒険 黄金の羅針盤』  新宿ミラノ1
“THE GOLDEN COMPASS” (2007・アメリカ) 1h52
監・脚 : クリス・ワイツ
出 : ダコタ・ブルー・リチャーズ、ニコール・キッドマン、ダニエル・クレイグ、サム・エリオット、ベン・ウォーカー
声 : フレディ・ハイモア、イアン・マッケラン

[映画]ファンタジー3部作の第1部。

[映画]本編が始まる前に、ご丁寧に「このシリーズは3部作である。そしてこの映画はあくまで第1部なのである。」という説明があります。そんな予防線を張られたらこの映画のみの評価はしづらい。
でもまぁ正直言ってそんなに面白くはなかった。と言うか、話しがどこに向かっているのかが全く分からないまま終わってしまった。
3部作が前提となっているぐらいだから壮大な物語になるんだろうけど、残念ながらこの映画からはそれは伝わってこなかった。

[映画]映像は凄い。CG山盛り。なのでエンドロールも長い。
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