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エ~ガばっか 1995年12月 [エ~ガばっか 1995年]

1995年12月に観た映画。

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『クォーターバック』  渋谷東急
“THE PROGRAM” (1994・アメリカ) 1h55
監・脚 : デヴィッド・S・ウォード  出 : クレイグ・シェーファー、ジェームズ・カーン、クリスティ・スワンソン、オマー・エップス、ハル・ベリー

[映画]アメフトモノ。アメリカにおける大学スポーツ事情、そしてアマ、プロを含んだスポーツ界の華やかさの裏側を描く。と言ってもそこはハリウッド。最後はメデタシメデタシで終わります。
それにしてもアメリカ人のアメフト好きは相当なもので、大学で5万人収容できるスタジアムを持っていて、それが満員になってしまいます。

それ故アメフトモノの映画も結構作られますが、そんな時大多数の日本人のネックになると思われるのがアメフトのルール。
これがかなりややこしい。アメリカ人がよくこんな複雑なルールのスポーツ好きになるなぁと思うぐらい複雑ですが、そんな時役に立つのがスポーツ漫画。
今ならアメフトモノの漫画と言えば『アイシールド21』(未読)なのでしょうが、
1995年当時で自分が知る限りでのアメフト漫画と言えば川崎のぼる先生の『フットボール鷹』。
この漫画を読んでいたおかげでアメフトモノの映画をすんなりと楽しめます。

全く余談ですが、この漫画の中に主人公・夕日野鷹(ゆうひの・たか)の闘争心を焚きつけるために、天井・壁・床が全て真っ赤な小部屋、その名も「勝利の部屋」に鷹を放り込む。というエピソードがございました。
実際にそんな事で闘争心が燃え上がるのかどうかは謎ですが、漫画の中で鷹の闘争心はギンギンに燃え上がっていました。
それを読んだ十数年のち、シネ・アミューズ・イーストに行ってビックリ。
まさか渋谷の映画館に「勝利の部屋」が有ったとは。
だからと言って闘争心はギンギンに燃え上がりはしませんが、最初の内はなんか妙な気分にはなりました。
今では「勝利の部屋」にもすっかり慣れて平常心でいられます。

[映画]映画の中に、車の行き交う車道に寝転がって度胸試しをする。というシーンが有ります。
アメリカでの公開時、それを真似して亡くなった若者がいました。
映画自体より、その事故の方が強く印象に残っています。


『バッドボーイズ』  渋東シネタワー3
“BAD BOYS” (1995・アメリカ) 1h58
監 : マイケル・ベイ  出 : マーティン・ローレンス、ウィル・スミス、テア・レオーニ、チェッキー・カリョ、ジョー・パントリアーノ

[映画]苦手なM・ベイ監督。監督デビュー作で初めて観たこの映画からずっと苦手。
しかし監督作品を全作観ているのは、ハリウッド大作映画好きの哀しい性(さが)。と言うしかありません。

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『スティング』  銀座文化劇場
“THE STING” (1973・アメリカ) 2h09
監 : ジョージ・ロイ・ヒル  出 : ポール・ニューマン、ロバート・レッドフォード、ロバート・ショウ、チャールズ・ダーニング、アイリーン・ブレナン

[映画]銀座文化劇場は、現・シネスイッチ銀座2。この頃は名画座でした。

[映画]映画誕生100年を記念して、各年代のベスト1を上映。
そのベスト1を誰が決めたのか?(投票?)その他の年代のベスト1は何なのか?
全く記憶にございません。

[映画]この映画を観るのは8回目ぐらい。しかし映画館のスクリーンで観るのは初めて。
それだけ観ていると目新しさは残念ながらありません。
しかし今でも面白い映画という事ですぐに思い浮かぶ1本ではあります。
この映画をまだ観ていない人が羨ましい。あのドンデン返しの爽快感を体験できるのだから。

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『不滅の恋 ベートーヴェン』  新宿文化シネマ1
“IMMORTAL BELOVED” (1994・アメリカ) 2h00
監・脚 : バーナード・ローズ  出 : ゲイリー・オールドマン、イザベラ・ロッセリーニ、ヴァレリア・ゴレノ

[映画]楽聖ベートーヴェンの秘密に迫る。

歴史モノの映画を観ると思うのですが、今から何百年も前の話を、どれだけ信用できるんだろう?
おそらくある時代までは伝聞で伝わり続けてきたはず。
その中には邪推やら妄想、中にはやっかみなども過分に含まれているのではないかと思われます。
10人かそこらの伝言ゲームでさえ最初と最後では話しが変わってしまう事を考えると、どこかで極端にねじれ曲がって伝わっている可能性もあるかもしれません。
映画の中で描かれていることを鵜呑みにするのではなく、このような可能性も有る。もしくは、その可能性が最も有力である。ぐらいが良いのかもしれません。


『スピーシーズ 種の起源』  新宿ピカデリー1
“SPECIES” (1995・アメリカ) 1h49
監 : ロジャー・ドナルドソン  出 : ナターシャ・ヘンストリッジ、マイケル・マドセン、ベン・キングスレー、フォレスト・ウィティカー、アルフレッド・モリーナ、マージ・ヘルゲンバーガー

[映画]凶暴な生命体シルと人間達との攻防。

シルの暴走を食い止めるために結成されたチームの一員であるF・ウィティカーは霊能者という設定。
その不思議な力を利用して物語はサクサクと進みます。脚本家としては禁じ手とも思えます。何か難問にぶち当たってもF・ウィティカーが「う~ん」と、唸ったと思ったら次には解決してしまうのだから。
今ではインターネットがその代わりをしています。

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『フレンチ・キス』  シネマサンシャイン6番館
“FRENCH KISS” (1995・アメリカ) 1h51
監 : ローレンス・カスダン  製・出 : メグ・ライアン  出 : ケヴィン・クライン、ティモシー・ハットン、ジャン・レノ

[映画]M・ライアンとK・クラインのロマコメ。
お手軽に観れてそんなに悪くはないと思うんだけど、巷の評価はイマイチだった。
思えばこの頃がM・ライアンの“ロマコメ女王のジレンマ”兆候期ではなかったでしょうか。
ロマコメに出れば「ワンパターン」と、言われ。シリアスなものに出れば「やっぱりロマコメの方がいい」と、言われ。
それを繰り返すうちに本格的なスランプに陥り。ロマコメ女王の座、陥落。

陥落して久しいM・ライアンですが、復活への頼みの綱はやはりトム・ハンクスでしょうか。

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『GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊』  渋谷ジョイシネマ
(1995・日本) 1h20
監 : 押井守  声 : 田中敦子、大塚明夫、山寺宏一、大木民夫、家弓家正

[映画]渋谷ジョイシネマは現・シネマGAGA!。この頃はまだ座席は革張りではありません。

[映画]押井作品は難解なテーマをわざと難しく語りながら、それでも合間合間にド派手なアクション、爆発、銃撃を見せてくれるからやめられない。そこらへん全部計算づくなんだろうなぁ。

押井作品の魅力の一つにハードボイルドタッチの人間関係。が有ると思います。
情は有るけどベタベタしていない。その乾いてる感じがカッコイイ。
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