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12人の怒れる男 [2008年9月に観た映画]

『12人の怒れる男』
“12” (2007・ロシア) 2h40
製作・監督・脚本・出演 : ニキータ・ミハルコフ
出演 : セルゲイ・マコヴェツキー、ユーリ・ストヤノフ、アブティ・マガマイェフ

[exclamation]悪口めいた個人的感想有り。


シドニー・ルメット監督の名作『十二人の怒れる男』(1957)のロシア版リメイク。
どうしても『十二人~』と、日本版リメイク(と言うよりパロディとオマージュが半々くらい)の『12人の優しい日本人』と比較してしまいそうになりますが、本当に残念ながら本作を観ながらの比較(しかも3本の作品の)という難事は自分には無理でした。何が何やら分からなくなってしまいます。

それは早々に諦めて本作だけに集中しようと思いましたが、本作だけに集中するのも難しかった。
『十二人~』のリメイクというより、『十二人~』の設定だけを借りてロシアの現状を訴える物語のようになっていて法廷劇としての面白さが無くなっている様に思えました。
更に12人中7、8人のロシアの現状を訴える思いの丈と言うか心情を吐露されますが、それが法廷劇の邪魔をしているように思えてどうにも鬱陶しかった。
演じるロシアの俳優さんたちのお芝居もコッテリ濃いめなのも個人的に駄目でした。
コッテリしているせいなのかやたらと長いし。『十二人~』より1時間以上長い。

N・ミハルコフ監督自ら出演もなされていますが、どの陪審員を演じているのかは分かりませんでした。
まさか最後だけいい所かっさらっていく人ではないよなぁ。と思っていましたが、その人だった。
かっこいい事はかっこいいんですけど。なんだろう?監督特権でやりたい放題?


1997年にテレビムービー『12人の怒れる男/評決の行方』としてもリメイクされていますが、観よう観ようと思いつつ早や10年。未だ観ずに至っています。
監督はウィリアム・フリードキン。ジャック・レモン、ジョージ・C・スコット、ジェームズ・ガンドルフィーニなどが出演。
これはやっぱり観なきゃいかんでしょう。と思いますが、DVDになっていない(もしくは廃盤?)。DVDが無いのならレンタル店でビデオを探すのは面倒臭そう。


ルメット版『十二人の怒れる男』は、和田誠さんも三谷幸喜さんもお気に入りな作品らしいです。
それはまた別の話

それはまた別の話

  • 作者: 三谷 幸喜
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 1997/10
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


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