決闘!高田馬場 [DVD]
『決闘!高田馬場』
2006・PARCO劇場にて 2h20
作・演出 : 三谷幸喜
出演 : 市川染五郎、市川亀治郎、中村勘太郎、市村萬次郎、松本錦吾
DVDで観ました。
三谷幸喜さんの書き下ろし歌舞伎。
初歌舞伎ですがすんなりと観れました。“PARCO歌舞伎”と銘打っているので歌舞伎としては邪道なのかもしれませんが。
歌舞伎ならではの言い回し、所作、表情など違和感無く観れたのは三谷さんならではのコメディ要素、三谷テイストがたっぷりと入っているからだと思います。
歌舞伎のパロディになっているであろう所も多々あろうかと思われます。それが全く分からないのが残念。
劇中唐突に舞台上で演者の方が自分達のCDの宣伝をしだすのはやり過ぎな気がしました。
でも、もしかしたら長い歴史のある歌舞伎では実際にそういう事実(劇中に演者が何かしらの宣伝をする)があったのかもしれません。
初歌舞伎ですと色々と新鮮な驚きが有りました。
音楽がカッコイイ。唄、三味線、鳴物でお芝居を盛り立てます。
染五郎さんや勘太郎さんの歌舞伎以外のお芝居しか観た事が有りませんが、やっぱり生まれた時から歌舞伎の世界に生きている人たちの本職の芸は、なんと言うか風格の違いみたいなのを感じました。
歌舞伎の世界というと、世襲世界で閉じられた世界のような気がしていました。部外者が簡単にはその中には入っていけない世界。中には世襲ではない人もいますが。
でも、その閉じられた世界で守り通してきたものでしか培われないものが有るんだろうなぁ。とも思います。
お話しは最後でとんでもない展開になります。
何故そうなったのか?最初は戸惑いました。
でも後になって考えると、この物語の舞台は江戸元禄“犬公方”綱吉の天下泰平の世。
その世の中で侍として生きる中山安兵衛(後の堀部安兵衛)がいかにして伝説の侍となったのか、また泰平の世において何をなせば伝説の侍に成り得るのかを描くにはそのような展開になるのも当然なのかもしれません。
しかしそれまでのコメディ的な物語からその問題を叩きつけられる急転直下の展開には驚くばかりです。
2006・PARCO劇場にて 2h20
作・演出 : 三谷幸喜
出演 : 市川染五郎、市川亀治郎、中村勘太郎、市村萬次郎、松本錦吾
DVDで観ました。
三谷幸喜さんの書き下ろし歌舞伎。
初歌舞伎ですがすんなりと観れました。“PARCO歌舞伎”と銘打っているので歌舞伎としては邪道なのかもしれませんが。
歌舞伎ならではの言い回し、所作、表情など違和感無く観れたのは三谷さんならではのコメディ要素、三谷テイストがたっぷりと入っているからだと思います。
歌舞伎のパロディになっているであろう所も多々あろうかと思われます。それが全く分からないのが残念。
劇中唐突に舞台上で演者の方が自分達のCDの宣伝をしだすのはやり過ぎな気がしました。
でも、もしかしたら長い歴史のある歌舞伎では実際にそういう事実(劇中に演者が何かしらの宣伝をする)があったのかもしれません。
初歌舞伎ですと色々と新鮮な驚きが有りました。
音楽がカッコイイ。唄、三味線、鳴物でお芝居を盛り立てます。
染五郎さんや勘太郎さんの歌舞伎以外のお芝居しか観た事が有りませんが、やっぱり生まれた時から歌舞伎の世界に生きている人たちの本職の芸は、なんと言うか風格の違いみたいなのを感じました。
歌舞伎の世界というと、世襲世界で閉じられた世界のような気がしていました。部外者が簡単にはその中には入っていけない世界。中には世襲ではない人もいますが。
でも、その閉じられた世界で守り通してきたものでしか培われないものが有るんだろうなぁ。とも思います。
お話しは最後でとんでもない展開になります。
何故そうなったのか?最初は戸惑いました。
でも後になって考えると、この物語の舞台は江戸元禄“犬公方”綱吉の天下泰平の世。
その世の中で侍として生きる中山安兵衛(後の堀部安兵衛)がいかにして伝説の侍となったのか、また泰平の世において何をなせば伝説の侍に成り得るのかを描くにはそのような展開になるのも当然なのかもしれません。
しかしそれまでのコメディ的な物語からその問題を叩きつけられる急転直下の展開には驚くばかりです。
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