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ダイアリー・オブ・ザ・デッド [2008年11月に観た映画]


The Cinema of George A. Romero: Knight of the Living Dead (Directors' Cuts)





『ダイアリー・オブ・ザ・デッド』
“DIARY OF THE DEAD” (2007・アメリカ) 1h35
監督・脚本 : ジョージ・A・ロメロ
出演 : ミシェル・モーガン、ジョシュ・クローズ、ショーン・ロバーツ、エイミー・ラロンド、ジョーディニコル、スコット・ウェントワース、フィリップ・リッチオ



今年は何故かやけに多い気がするゾンビモノ。それを近頃流行りのフェイクドキュメンタリーで。



ゾンビモノとして怖い所はちゃんと怖かったので良かったです。
ゾンビモノでありながら現代メディア論も語られるのが本作の目新しい所。
フェイクドキュメンタリーという手法を使う事によってメディアのあり方などに疑問を投げかける。

デジタルビデオカメラの軽量化・高画質化、及びカメラ付き携帯の普及により多くの人たちが情報の発信源となれる現代。
その際のモラルの低下について危機感を抱いておられるようです。

故に物語の後半になっても危機的状態においてカメラを回し続けることについて議論がなされます。
しかしそれはどうかと思います。
「その状況でカメラ回すか?」という疑問は観ている側の方が常に思っている事であって、でもその疑問が解決する事は無い事を承知で観ているわけで、カメラを止める=映画が終わる。という事ですから。
それをわざわざ蒸し返して議論をする。しかも後半になって。というのは、なんかこう「その議論、もうしないでよくない?」と思わざるを得ませんでした。

フェイクドキュメンタリーでやるのであれば、最初にカメラを回し続けることの動機付けや意思を明確にさせて、後は開き直ってその事に一切触れずに押し通したほうが良いのではないかと思います。
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