ミラーズ [2009年1月に観た映画]
『ミラーズ』
“MIRRORS” (2008・アメリカ) 1h51
監督・脚本 : アレクサンドル・アジャ 製作総指揮・出演 : キーファー・サザーランド
出演 : ポーラ・パットン、エイミー・スマート、ジェイソン・フレミング
キーファー・サザーランドと言えばもはや「・・・ジャック・バウアーだぁ゛!」(byどきどきキャンプ)でしか語られなくなりました。
本作も『24』のジャック・バウアー役の人が主演した映画。みたいな捉えられ方が大部分かと。
自分は『24』はシーズンⅠしか観ていないので、特にジャック・バウアーのイメージはありません。
むしろ『ヤングガン』シリーズや劇場未公開の『ドク・ソルジャー/白い戦場』の方が印象深い。
『ドク・ソルジャー』には、お父上のドナルド・サザーランドが主演した『M★A★S★H マッシュ』にオマージュが捧げられているシーンなども有ります。
親子共演がほとんど無い(『評決のとき』ともう1本ぐらいしかないみたいです。)お二人なので、かなり珍しい映像かもしれません。と言いつつ『マッシュ』未見ですが。
激しくネタバレあり。
驚愕のラストが話題になっています。確かに驚愕でした。
しかしよく考えてみるとなんか強引っぽい。
それは『24』以上のインパクトがなければならない。
といったある種強迫観念めいたものがそうさせたような気がします。
本作は韓国映画のリメイクという事で、そのオリジナルがそういったラストなら全くの見当違いで・・・・・・本当にすまないと思う゛(byどきどきキャンプ)。
主人公とその家族の命を狙う鏡の中にいるモノ。それを現実世界に引きずり出せばこの世の破滅になりかねない。
と、忠告を受けた主人公。しかし彼は自分の家族を守るためだけにそのモノを引きずり出してしまう。
結果主人公はそのモノを退治できたわけですが、己の為だけに忠告を無視した代償としてある罰を受けることになる。
そういう教訓めいた所は、なんか神話とかおとぎ話の様。
鏡が重要な役割をなしている所なんかもそれっぽい。
主人公の別居中の奥様の胸元強調ファッション(監督の好み?)に目が釘付け。
そんなサービス精神旺盛の奥様の為なら、他人の忠告なんか無視したくなる主人公の気持ちも分からないでもないです。
ホラーミステリーですが、ホラーとしてはいかにもアメリカンなホラー。
恐怖の惨状の過程と結果の全てをそのまま見せる。
それは見ていて痛いし気持ちは悪いけど、怖いかと言うとそうでもない。
過程などはチラリズムで、結果も最もインパクトの有る所だけ見せた方が怖いのではないかと思います。
ですのでホラーとしてよりもミステリーの方が楽しめました。
ニューヨークの設定ですが、一部のロケ地はルーマニア。
スタッフロールでは名前の最後が「U」の人が多く見られました。その名前をなんて読むのかは皆目見当もつきません。
これが他の東欧諸国のロケになると「V」とかが多くなるような気がします。
『24』には馴染みはありませんが、どきどきキャンプの『24』ネタは面白い。
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