SSブログ

ラースと、その彼女 [2009年1月に観た映画]


Lars and the Real Girl [Music from the Motion Picture]




『ラースと、その彼女』
“LARS AND THE REAL GIRL” (2007・アメリカ) 1h46
監督 : クレイグ・ギレスピー
出演 : ライアン・ゴスリング、エミリー・モーティマー、ポール・シュナイダー、ケリ・ガーナー、パトリシア・クラークソン



スモールタウンに住むラース(ライアン・ゴスリング)が突然女性の等身大人形を彼女だと言い出した。



ネタバレあり。



スモールタウンで人形、しかも等身大の人形が彼女。なんて事をカミングアウトしたら、誹謗・中傷・拒絶・無視の憂き目に遭う事必至。と思いますが、ここの町の人たちみんな善い人。多少の拒絶は当初ありましたが程なく温かく迎え入れます。

現実的には有り得ないぐらいに温かく、その温かさは観ていて感動的でもありました。



ラースが人形を彼女と言い出した理由。それは最初は何か企みが有ってその為のお芝居かと思いましたが、どうやら本気みたい。しかしその理由は最後まで明かされない。一体なんだったんだろう?
それは映画の中でチョロッとだけ話に出てきた「大人になるための儀式」だったのではないかと思いました。
人形は女性の人形しかなかったので彼女という事になってしまったけど(それが男の等身大人形だったらもっと厄介な事になっていたと思いますが。)、人形はラースのもう一人の自分、大人になりきれない自分で、それと自ら訣別する事が重要だった。

その儀式をするために町中の人たちを巻き込む。ってのは考えるとかなりのわがままかもしれない。
でも町の人たちはそのわがままを受け容れる。それが「大人」って事なんだろうと思います。
子供が大人になろうとしている過程を大人は見守ればいいのだ。という事が言いたいのかなぁと思いました。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0