ヘブンズ・ドア [2009年2月に観た映画]
『ヘブンズ・ドア』
(2009・日本) 1h46
監督 : マイケル・アリアス
出演 : 長瀬智也、福田麻由子、三浦友和、長塚圭史、田中泯、大倉孝二
あの『鉄コン筋クリート』のマイケル・アリアス監督作品なので、期待とまでは行かないまでも、それなりのものを観せてくれるのではないか。と、やっぱり少し期待していました。
が、あの『鉄コン筋クリート』のマイケル・アリアス監督でも、アニメーションの監督が実写映画を撮った時のなんとも言えない違和感を個人的に感じてしまいました。
マイケル・アリアス監督はアニメーションの監督なのか?微妙ですが。
なんだかよく分からない裏金が隠されている饅頭詰め合わせ。その事を知らずに饅頭を奪ってしまった主人公たち。
なんだかよく分からない裏金を操る、企業だかなんだかよく分からない組織のトップの男はその事を知った時、饅頭を奪われた手下たちに重々しい雰囲気でこう問いただします。
「饅頭はどうした?」と。
そのセリフを聞いた時になんとも言えないこっ恥ずかしさを感じたのは自分だけでしょうか?
なんかこう思いっきり背伸びしてカッコつけているのに上滑りしてしまう恥ずかしさ。
それをやっちゃう所が違和感を覚える原因なのかも。
そもそも本作はマイケル・アリアス監督の持ち込みの企画なんだろうか?それとも雇われ監督?
あの『鉄コン』にみなぎっていた作品に対する愛情が、本作に対しては『鉄コン』ほどには感じられませんでした。
アリアスという名前はムラッ気が有る性格なのかもしれない。
オリックス、阪神、巨人に在籍したジョージ・アリアスつながりで勝手に決め付けてみました。
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