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ルパン三世 ルパンVS複製人間<クローン> [2009年2月に観た映画]


STYLISH COLLECTION ルパン三世(劇場版1作目)&マモー






『ルパン三世 ルパンVS複製人間<クローン>』
(1978・日本) 1h42
監督・脚本 : 吉川惣司
声の出演 : 山田康雄、増山江威子、小林清志、井上真樹夫、納谷悟郎、西村晃



テアトル新宿《クールアニメセレクション》にて上映。

物凄く久し振りに観ます。軽く10年以上振り。
本作を映画館で観るのは初めて。と言うより全編きちんと観る事自体初めてかも。
大体がテレビ放送で観ていました。本作は地上波での全編完全ノーカットでの放送は多分無理かと思います。何故なら1箇所放送禁止用語有り。思いっきり「××××っ!」と叫んでいます。

物凄く久し振りに尚且つきちんと観て、本作がSFだという事を初めて知りました。
トンデモ系なSFですが、そこにルパンたち御馴染みのキャラが加わるとそれも有りです。
特に次元がカッコよかった。



作品の雰囲気はアダルト。ルパンの性格も性欲マンマンで、空中パンツ脱ぎを久し振りに見ました。
不二子ちゃんのお色気サービスカットも多数有り。
でもこれが本来の『ルパン三世』で、『カリオストロ』などの宮崎ルパンがの方が異質なのです。
『死の翼アルバトロス』では若干アダルトチックでしたが、それは逆に宮崎アニメにおいては異質に思えます。

『カリオストロ』で有った山道でのカーチェイスシーンが本作にも有りました。
シーンの出来としては『カリオストロ』の方が上だと思いますが、なんかこう「同じ設定でも俺の方がこんなに面白いシーンに出来るんだぜ。フフン。」みたいな宮崎監督の若気の至りが垣間見えた様な気がしました。




三波春夫 ルパン三世を唄う


本作でなんと言っても印象的なのが「ルパン音頭」。
SFなはずなのに何故最後に音頭?
音頭としては名曲だと思います。「おぉりぇ~はルゥ~パンだあぞぉ~」の名調子は一度耳にしたら忘れる事は出来ません。
しかし何故音頭?

その「ルパン音頭」を歌った三波春夫さん、そして何つながりなのか今イチ不明な赤塚不二夫さんと梶原一騎さん(皆さん鬼籍に入られてしまいました。合掌。)がゲスト声優として御出演。
冒頭のクレジットでその事を知り、棒読みセリフを聞かせられるのはツライなぁと思っていましたが、梶原一騎さんは若干棒気味なものの、三波春夫さん、赤塚不二夫さんは思いのほか上手かった。
特に赤塚不二夫さんは、その昔『ケンちゃん』シリーズで年に1回藤子不二雄先生が特別出演なされた時の事を思い出すと、漫画家としてはとんでもなく上手いなぁと思いました。



本作のルパンは赤ジャケット。しかしクライマックスのシーン、光の具合でジャケットの色がピンクになります。
ピンクジャケットのルーツはここに有ったのかとこれも初めて気付きました。
ルパンVS複製人間(クローン)MUSIC FILEルパン三世 PARTIII Disc.1 [DVD]











ルパン三世「カリオストロの城」 [Blu-ray]お詫びを一つ。今まで散々文句をつけてきた『カリオストロ』のブルーレイのジャケットデザインですが、これ描いたのは本作にも参加なされている友永和秀さんでした。
文句を付けるなどとなんて恐れ多い事をしてしまったのだろうか。

海よりも深く反省。
ドラえもん 04.jpg

よく見れば伯爵のカエル顔がよりカエルっぽくなっていて素晴しい。
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