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レッドクリフPartⅡ―未来への最終決戦― [2009年4月に観た映画]


Soundtrack



『レッドクリフPartⅡ―未来への最終決戦―』
“RED CLIFF: PART Ⅱ” (2009・アメリカ=中国=日本=台湾=韓国) 2h24
製作・監督・脚本 : ジョン・ウー
出演 : トニー・レオン、金城武、チャン・フォンイー、リン・チーリン、ヴィッキー・チャオ、チャン・チェン、ユウ・ヨン、バーサンジャブ、ザン・ジンシェン、中村獅童



ネタバレあり。



『PartⅠ』で2時間以上掛けて“赤壁の戦い”までを描いていましたが、本作でも2時間近く掛けて“赤壁の戦い”までを描く。
“赤壁の戦い”まで4時間!

戦いというものは戦闘以前の情報戦、心理戦、兵士達の士気などで勝敗が決まるものなのだ。
それらをひっくるめて“赤壁の戦い”なのだ。って事なんだろうか?
にしちゃあ4時間は長い。
2本に分けた理由も分かりました。



開巻いきなりの戦闘シーンの連続。みたいなのを予想していました。それが外れて予想外の展開で今イチ乗り切れなかった。
それとどうしても納得できない所が一つ。それは、

赤壁で戦って無ぇじゃん。

赤壁に堅固な砦が有って、そこでの息詰まる攻防。みたいなのを想像していたのですが、主戦場は赤壁の川挟んだ向こう側。
なんか東京タワーでの大決戦と言われていたのが、東京タワーの近くの駐車場での戦いにすり替えられたような。そんな感じ。
その一帯ひっくるめて赤壁っつぅ事なの?赤壁は地名?

その赤壁の川挟んだ向こう側での連合軍、特に何の作戦も無く突進あるのみ。なのでも一つ燃えなかった。
戦場は魚の油でひたすら大爆発してましたが。なんか生臭そう。



結局、前・後編合わせて本作の主役は周瑜とその妻だったなぁと思います。
孔明は軍師だから戦闘シーン前でお役御免だし、劉備たちに至っては助っ人扱い。どっかで団子作ってる。



ラストも今イチスッキリしなかった。
曹操追い詰めといてみすみす見逃すって。
赤壁以降も話しが続くので、そこで曹操叩っ切る。って訳にも行かないんでしょうけど。なんかもうちょっとスッキリさせて欲しかった。

邦題のサブタイトルはそこら辺への予防線なのかなぁと勘繰ってしまいます。
これで一応終わるけど、続きがまだ有るんだよ~ん。的な。
本編前の親切丁寧な解説といい、『レッドクリフ』は気配り上手。




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hash

こんばんは。
>赤壁で戦って無ぇじゃん
そう言えば、そうでしたね。

>続きがまだ有るんだよ~ん。的な。
ジョン・ウーはともかく、エイベックスやTV朝日などの日本側には、その気がありそうですね。
by hash (2009-04-25 21:16) 

ヂュヌヴィエーヴ・F・ビヂョンド

hashさん、niceとコメントありがとうございます。
悪口書き過ぎたかなぁと反省しています。
「赤壁の戦い」は、「赤壁においての戦い」ではなくて、「赤壁を守るための戦い」で、守る為にあえて小国が大国に攻撃を仕掛ける。
そこが面白さなのに、そこを理解していませんでした。言葉尻にこだわってしまいました。

続きが有るとしたら今度は劉備軍が活躍する話しを観たいです。5時間じゃなくて2時間ぐらいの。
特に張飛。張飛の恋物語なんかも観てみたいです。
by ヂュヌヴィエーヴ・F・ビヂョンド (2009-04-26 03:52) 

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