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スラムドッグ$ミリオネア [2009年4月に観た映画]


【枚数限定・両面印刷】[映画ポスター] スラムドッグ$ミリオネア (SLUMDOG MILLIONAIRE) [DS]








『スラムドッグ$ミリオネア』
“SLUMDOG MILLIONAIRE” (2008・イギリス=アメリカ) 2h00
監督 : ダニー・ボイル
出演 : デヴ・バテル、フリーダ・ピント、マドゥル・ミッタル、アニル・カプール、イルファン・カーン



新宿ミラノ1にて。
先週観ようとして映画館の前まで行ったものの、その時はミラノ3での上映。
絶対ミラノ1で上映している。と思い込んで行ったので映画館前でボー然。因みにその時1では『ウォッチメン』を上映。
さすがに3では混雑(1・・・1064席 3・・・209席)。立ち見も出ていた様なので観るのを諦めました。
で、今週。今週こそは1で上映されているだろうと思って行ったら、今度は1で上映されていました。なので観ました。因みに『ウォッチメン』が3。『レイン・フォール/雨の牙』が2。



アカデミー作品賞を含む8冠作品。
なので観る前ワクワクしました。アカデミー作品賞で観る前にワクワクした作品って久し振りの様な気がする。
それは予告が素晴しかったし、それにミラノ1の広い空間の大きなスクリーンの前にいる。という事も大きく関係しているように思いました。



ネタバレあり。



ちょっと期待し過ぎました。
確かに良かったとは思うものの、大傑作っ!かと言うとそれ程でもなかった。
ストーリーは観終わった後に思い返してみると、普通と言うかやや俗っぽい。
個人的に残念だったのは、予告で使われていた音楽が本編では使われていなかった事。

本作が何故にここまで愛される作品、評価の高い作品になったのかを考えると、愛と勇気のロマンティックな運命論が受け容れられたのではないかと勝手に想像します。
自分もそこには少しグッと来ました。ただ、ググッと、グググッとは来なかった。

運命の結末を迎えたラスト。そこでそこに至るまでの足跡を振り返るシーンが有ったのですが、それがややアッサリ気味なのが残念。それはダニー・ボイル監督の英国人気質ゆえなのか。
日本映画、韓国映画並みのボリューム感だと逆に鼻白んでしまう可能性も有ります。そのさじ加減は難しいですが、個人的にはもうちょっとコッテリの方が良かった。
あの「三銃士」のガキンチョ。辛い事が有ってもスラム街やタージ・マハールなどで明るく元気にたくましく生きてきたガキンチョ。
色々と有ってお兄ちゃんだけは現実の前に押し潰されてしまったけど、運命の2人は大きな夢と希望を掴んだのだなぁ。と、じっくり振り返らせてくれたらグググググググッと来ていたかもしれません。



クイズにおいてのスリルとサスペンスも期待していたのですが、そっちはあまり重要視されていなかった様な。
運命を描くためのただの手段。
終盤スリリングなシーンも少し有りました。司会者はいい奴なのか?悪い奴なのか?そこ以外はあまりスリリングではなかった。

問題が出題されている途中でのトイレ休憩ってどうなんだろう?ジャマールのうんこはやっぱり硬かったのか?気になります。
日本では最終到達点が1000万円なので、インドでも1000万ルピーが最後なのかと思っていたら、2000万ルピーの問題が残っていた。それ最初から言っておいて欲しかった。

最終問題も最終問題の割に簡単だった様な。答えを偶然知っていたのでそう思ったのかも。

The Three Musketeers
これ観ていたので。チャーリー・シーンの役が正解。


ただ、最終問題はそれまで運命に導かれる様にクイズに正解してきたジャマールが、自らの意思と決断で運命を切り開いた。
そこが感動ポイントなのかとも思います。
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hash

こんばんは。
傑作とか、感動作という程のことはなく、これまで何度も観てきた普通の作品という感じでした。
「三銃士」なら、「仮面の男」の老いた三銃士が好きです。
by hash (2009-05-01 00:55) 

槍のビヂョンド

hashさん、niceとコメントありがとうございます。
感動に一押し足らない感じでした。最後にもう一押しされたらコロッと感動していたと思います。
そう言えば「仮面の男」も「三銃士」モノでした。ピーター・ハイアムズ監督の「三銃士」モノも有った様な。
by 槍のビヂョンド (2009-05-01 15:09) 

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