SSブログ

ニセ札 [2009年4月に観た映画]


ニセ札


『ニセ札』
(2009・日本) 1h34
監督・脚本・出演 : 木村祐一
出演 : 倍賞美津子、段田安則、板倉俊之、村上淳、西方凌、三浦誠己、青木崇高



木村祐一さんの長編映画初監督作品。

ニセ札作り。ってだけで勝手にテンション上がってしまいました。
映画としてはやや荒削りな感じもしなくは無かったです。
娯楽作で行って欲しかったんですけど、ラストはメッセージ色濃い目な感じ。



初監督で終戦直後の日本を舞台に選んだ。って所がスゴイなぁと思いました。
現代が舞台なら普通にそのまま撮ればいいけど、終戦直後という事は言葉使いから身なりから生活習慣から何から何まで細心の注意を払わなければいけない。
その点では終戦直後の事を全く知らない事も有って、何の疑問も無く観れました。
ロケ地にあの土地(京都との事)を選んだ所が最大の成功かと思います。正にトトロの世界。

そこまで細心の注意を払ったはずなのに、エンドロールに流れる主題歌の場違い感は正直残念でした。
でも後々考えるとその歌を使わざるを得なかったのは、それはもう大人の事情に他ならない訳で。大人の事情と言えばそれはもう最終的になんやかんやでお金の事情なのであって。
本作のラストで大きくぶちまけたメッセージ。でも、実際の所は大人の事情、お金の事情に巻き込まれてしまうものなのだよ。という木村監督ならではのオチをつけたのかな。とも思えました。



木村さん初監督とあって吉本関連の出演が当然おられました。板尾さん、サバンナ八木さんなど。思ったより少なめ。
松っちゃんが出ていないのは、出演者をお友達感覚で選んでません。って感じで良かったと思う。

吉本関連という事では、木村さんが山崎邦正さんの横目睨みを演技の中に取り入れていました。
それは見逃しませんでした。

山ちゃんの顔芸。横目睨みは残念ながら無し。


山ちゃん別れの言葉。

「・・・・・・・『ガ、・・・ハァッ。
・・・この、こんないっぱいの・・・花束誰が貰えると思いまっか?

『ガキの使いの』、・・・『ガキの使いや』が・・・始まって、17年後・・・っていう年月が経った、経てた時に、・・・い、今僕が・・・(シュルルルゥ~、ングゥ~、ハァ~~~、ングッ)
・・・2回目から、です。・・・僕が出場してて、・・・この日が、来る、とはぁ・・・思ってもみなかったんですよぉぉぉ。

ダウンタウンさんとかとやっと友達になれたのに。
・・・え、え、え、え、え、え、え、え、遠藤クンとか、えっ、え~、え~、・・・遠藤クンとか、た、田中クン。・・・やっと・・・・・・ひ、はぁ~、ほ、(ングッ)やっと、・・・クン付けで呼べるようにな、なったのに。

・・・ヒ、ヒヒィヒハッ・・・ア゛ア゛~ア゛ッ、ア゛~ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛~~~ア゛、ア゛~~~~~ア゛ア゛、ア゛~~~~~~~~ア゛ア゛ア゛ア゛、ア゛~~ア゛~~~~

ウェ゛、ウェ゛、遠藤ク~~~ンッ!遠藤ク~~~~ンッンッンッ!!

ウィ゛~~~~~~ァ
これっ!・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
アアアア~、ア~~遠藤ク~ン!
・・・・・・ア゛~~ア゛~~~~遠藤っ!遠藤クンッ!

イィィイ、なみ、涙はアカンて言ったや~んっ!
イィ~~アァァ~~~
・・・ァァァ~、・・・ァァッ、・・・ァァッ
遠藤ク~ン」
nice!(1)  コメント(1)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

nice! 1

コメント 1

槍のビヂョンド

COROさん、niceありがとうございます。
山ちゃん別れの言葉、文字化するのに2時間以上掛かってしまいました。
by 槍のビヂョンド (2009-05-01 14:59) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0