ミルク [2009年5月に観た映画]
『ミルク』
“MILK” (2008・アメリカ) 2h08
監督 : ガス・ヴァンサント
出演 : ショーン・ペン、ジェームズ・フランコ、ジョシュ・ブローリン、エミール・ハーシュ、ディエゴ・ルナ
ネタバレあり。
アメリカでゲイである事を公表して政治家となった初めての人物ハーヴィー・ミルク。
ショーン・ペン、アカデミー主演男優賞も納得の体当たり演技。
ジェームズ・フランコも良かった。『スパイダーマン』ではどこか頼りなげなお坊ちゃまでしたが、本作では主人公を陰で支え、時には叱咤する恋人役。こんなに芝居が上手い人だとは思わなかった。
ディエゴ・ルナは要らなかった。恐らくハーヴィー・ミルクという人物を聖人君子として描かない、ありのままのハーヴィー・ミルクを描くために出さなければならなかったんだろうけど、ただのお騒がせの厄介者でしかない。
本当に映画以上に厄介者だったのかもしれないけど、その情報は映画として必要な情報かと言うとそうでもない気がする。
そこらへんも含めガス・ヴァンサント監督が本作に対して、ハーヴィー・ミルクなる人物を描く上で誠実であろうとする思い入れが強過ぎるのか、やや冗長な感じがしました。
結末事前告知の物語構成もハーヴィー・ミルクを知っていれば何も問題は無いんだろうけど、全く知らないで観ていると結末が見えてしまうのでより冗長に思える。
こんばんは。
確かに冗長なところがありましたね。
その為、途中から、ダン・ホワイトの方に関心が向いてしまいました。
by hash (2009-05-20 00:34)
hashさん、niceとコメントありがとうございます。
ダン・ホワイト側の視点で描くと、「アマデウス」っぽくなりそうな気がします。
by ドコサヘキサエン (2009-05-20 21:47)