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GOEMON [2009年5月に観た映画]

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『GOEMON』
(2008・日本) 2h08
製作・監督・原案・脚本・撮影・編集 : 紀里谷和明
出演 : 江口洋介、広末涼子、奥田瑛二、ゴリ、大沢たかお





紀里谷監督の前作『CASSHERN』の記憶ももはやおぼろげで、ただ面白くなかったなぁ。という印象しか残っていませんので本作にも期待は全くしていませんでした。

観たら『CASSHERN』より全然面白かった。
良く出来たCGアニメ。フルCGではなく実写とCGを融合させたCGアニメ。



話しの方はトンデモ歴史時代劇ですが、日本史の知識がとても頼りないので全く問題なく、むしろ納得して観れました。
まあ無茶苦茶なのだけは分かりますが、パラレルなSF時代劇として観れたのでもっと無茶苦茶してもいいぐらいでした。
ラストの関が原の合戦で戦車出して欲しかった。

日本史の知識が無い方が楽しめそうなので海外向けかと思えますが、日本史の知識が多少は無いと理解できない所もあるので海外向けではないのかもしれない。
そこらへんのバランスが上手く取れていない様な気はしました。



話しの方はとりあえず置いといて、とにかく映像が綺麗。
CGによるアクションシーンはかなりショボイ所も見られますが、それ以外の映像は正に映像美。
特に冒頭の大泥棒シーンが終わった後の早朝シーン。朝霧がかかった様な色具合がとんでもなく綺麗だった。

小道具などのデザインもいちいち凝っていてカッコよかった。
中でもお城の中の建具がカッコイイ。中国風(?)の襖。あれはCGなんだろうか?実際に作ったんだろうか?
町の中華料理屋さんにあの襖があったら、それだけで高級っぽく見えそう。


映像としては全くの唯一無二のオリジナルなのかどうかは分かりません。静止画や短編映像としてはありふれているのかもしれない。でも2時間を越える映画、その全編を通して終始このスタイルというのは今の所稀有だと思う。

紀里谷監督さっさとアメリカ行っちゃった方がいいと思う。亜流の作品が出てくる前に。
で、さっさとアメリカで成功して、ハリウッドスターのお友達いっぱい作って日本映画に連れて来て欲しい。



見た目ショボイ感じのCGアクション。でもカット割りは上手いなぁと思いました。
ハリウッド的な何してんだか分かんないものではなく、かと言って香港映画ほどの何の疑問も無く頭にスッと入ってくるほどでは無く。
その中間ぐらい。動きをしっかり追えば何をしているのか分かる。日本のアニメーションのアクションシーンのカット割りに近いものを感じました。
デビュー作に『キャシャーン』を選ぶくらいですから、紀里谷監督ってアニメ好きなんだなぁと思います。
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