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蟹工船 [2009年7月に観た映画]


反撃。~映画「蟹工船」インスパイア・アルバム~




『蟹工船』
(2009・日本) 1h49
監督・脚本 : SABU
出演 : 松田龍平、西島秀俊、高良健吾、柄本時生、新井浩文、木下隆行、木本武宏、三浦誠己、利重剛、山本浩司、手塚とおる、皆川猿時、矢島健一、中村靖日



腐った資本主義に立ち向かう労働者。

労働者たちは皆が平等である共産主義を理念として資本主義に立ち向かう。
原作が発表された時代では共産主義に理想、と言うか幻想を持てたのかもしれないけれど、今の時代ではどうなんだろう?

共産主義云々より、何かの困難にぶち当たった時に立ち向かう事、闘う事が大事なのだ。
負けても負けても闘い抜く事、闘う事を諦めない事が大事なのだ。というメッセージを強く訴えたいのかも。
そのメッセージに感動した。

感動したのだけど、そのメッセージって『ダークナイト』と一緒。
『蟹工船』=『ダークナイト』。と気付くとなんか今イチスッキリしない。

何故『蟹工船』には感動出来て、『ダークナイト』は嫌いなのか?
嫌いなんだからそんなにこだわらなくてもいいのだけれど、嫌いなだけにちゃんと理由を見つけたい。
しばし考えたら意外とすんなりと出てきた。
『蟹工船』にはジョーカー出て来ないから。

ジョーカー的な人物として西島さんがいるのだけれど、西島さんには悪(労働者側から見て)に走った背景がなんとなく見える。
多分元は軍人で怪我をして軍を退きカニ缶加工会社に拾われ、蟹工船で己の無念やら欲望やらを発散させている。のだと思う。
ジョーカーの様に本能的に悪は存在するのかもしれない。でも「ただ悪は存在する」じゃやはり気持ち悪い。



松田さんを闘う事に目覚めさせたきっかけを作る中国人を演じた手塚さん。
誰かに似てると思ったら、スマイルのウーイェイよしたかさん。
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テンプラ・ソバ・ニーロ

ぺん獣さん、niceありがとうございます。
by テンプラ・ソバ・ニーロ (2011-02-11 19:08) 

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