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ウォレスとグルミット/ベーカリー街の悪夢 [2009年8月に観た映画]


Wallace and Gromit:






『ウォレスとグルミット/ベーカリー街の悪夢』
“WALLACE & GROMIT A MATTER OF LOAF AND DEATH” (2008・イギリス) 0h29
監督・原作・脚本 : ニック・パーク
声の出演 : ピーター・サリス、サリー・リンジー





ウォレスとグルミットの短編パート4。



大盤振る舞いで過去の短編3本を同時上映。
『チーズ・ホリデー』『ペンギンに気をつけろ!』『ウォレスとグルミット、危機一髪!』。
きっと1作目の『チーズ・ホリデー』から順番で最後に本作の上映かと思っていたら、いきなり本作からでちょっとビックリ。

英国でのテレビ放映で視聴率58パーセントを叩き出した。と聞いてどんだけ面白いんだろうと思ったら、普通に面白かった。
その普通に面白いってだけでは今イチ満足できない所では有りました。

続いて『チーズ・ホリデー』。
技術的にはまだ粗い感じ。
『ウォーリー』の原型のようなお話し。
グルミット太ってた。下半身デブ。

『ペンギンに気をつけろ!』。
改めて観てこれが一番好きかも。面白い。
グルミット、まだ太り気味。

『危機一髪!』。
これも面白い。サイドカーの変形は最高。
グルミット、スリムになってきた。



『ペンギンに気をつけろ!』と『危機一髪!』で、『ウォレスとグルミット』の何が好きなのかが分かりました。
それはアニメーションならではのアクションシーン。それをクレイアニメでは考えられないようなスピード感で表現しきった所。
その斬新さに衝撃、度肝を抜かれたのだと思う。
残念ながら『ベーカリー街の悪夢』にはその度肝を抜くようなアクションシーンが無かった。(『エイリアン2』のパロディは最高でした。)
と言うか敢えてそこには踏み込まなかったような気がする。
サスペンスという事もあってか、アクションは置いといてキャラクターに重きを置いたような。
それはキャラクターモノを作り続けることを決意したのではないだろうか。と勝手に想像。
斬新さを生み出すよりマンネリズムを続ける事を覚悟したのではないだろうか。
とか言って、次で更なる衝撃的なアクションシーンを見せてくれるのかもしれない。と期待しています。



A Dog's Life (Wallace & Gromit)
キャラクターで見るとウォレス、苦手なタイプ。
自分勝手で無責任。その事に無自覚。絶対身近にいて欲しくない人間。
グルミットに絶対の信頼と愛情を抱かれている。唯一そこだけでウォレスの事を嫌いになれないでいられる。




『ベーカリー街の悪夢』で初めて猫が登場。多分。
その猫を見てニック・パークって猫がそれ程好きじゃないのかも。と分かった気がする。
子猫なのでただ可愛い。という記号的な造形。全く思い入れが感じられなかった。
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CORO

なるほど、猫に愛はないんですね。
それを踏まえた上で観てみます。
by CORO (2009-08-26 21:48) 

ちょいとおまえ

COROさん、niceとコメントをありがとうございます。
重要な役ではない。という事もあるのでしょうが、猫に対しての愛は感じられませんでした。
by ちょいとおまえ (2009-08-27 20:10) 

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