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タクシードライバー [2009年9月に観た映画]


The Making of

『タクシードライバー』
“TAXI DRIVER” (1976・アメリカ) 1h54
監督・出演 : マーティン・スコセッシ
出演 : ロバート・デ・ニーロ、ジョディ・フォスター、シビル・シェパード、ハーヴェイ・カイテル








ネタバレ有り。



病める者の妄想系ヒロイックファンタジー。
薄汚れた都会で病める若者がもがき苦しみ、思い込みと拳銃によって街の小っちゃな悪を成敗しヒーローとなる。

どこに向かうんだか分からない物語。展開からするとどう考えても破滅に向かう事間違いないはずなのに、最後ヒーローになっちゃうのが凄い。小っちゃな悪を成敗しただけなのに。凄い妄想力。

病める若者トラヴィスが主人公だけ有って、映画自体も相当に病んでるなぁと思います。
スコセッシもデ・ニーロも色んな意味で病んでいたのかもしれませんが、一番病んでいたのは脚本のポール・シュレイダーだと思う。
映画で発散出来て良かった。もしも発散出来なかったら現実社会でとんでもない事しでかしてたかも。



オープニングでロマンチックでムーディな音楽と、おどろおどろしい音楽が交互に流れ、拳銃の密売シーンなどの物騒なシーンでは、街中の平和な日常音が効果音として使われる。
危険と平和が常に背中合わせの当時のニューヨークをそれによって表しているように思いました。
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ちょいとおまえ

うまNAVIさん、niceをありがとうございます。
by ちょいとおまえ (2009-10-31 20:29) 

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