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彼岸島 [2010年1月に観た映画]


彼岸島 邪悪なる鬼編 (プラチナコミックス)







『彼岸島』
(2009・日本=韓国) 2h02
監督 : キム・テギュン
出演 : 石黒英雄、渡辺大、水川あさみ、山本耕史





吸血鬼に支配される島、彼岸島。
彼岸島に行方不明になった兄がいる事を知った主人公と幼馴染たちが救出に向かう。



ネタバレあり。



原作漫画は未読。そのせいか気になる所は多々有ったけど、そのおかげで単純に主人公が吸血鬼と対決する者として成長するヒーローモノとして楽しめました。
アクションも韓国の監督ならではなのか迫力有った。キム・テギュン監督は『火山高』の監督さん。あまり『火山高』の事は覚えていないけど。
最後の方のCG怪獣との対決もどこかストップモーション風で、あれはあれで味が有って良かった。



日本人の役を日本人が演じている。日本と韓国の合作映画なので当たり前だけど、当たり前の事がちゃんと当たり前になっているのが同じ日本人として嬉しい。
近年のハリウッド映画においてそれが当たり前じゃないケースも増えてきて。英語を話す日本人役の場合、他のアジア系の国の人が演じているのを見るにつけ、何で日本人が演じていないのか歯痒く思える。



原作漫画では、人間の間でのエゴのぶつかり合いみたいなのもドロドロに描かれているんじゃないだろうか。と思える箇所も映画ではチラッと有りましたが、そこら辺割かし軽めにスルーされていてあまりドロドロにならなくて個人的には良かった。
原作ファンの方からしたらそこが物足りない所なのかもしれない。

主人公のヒーローとしての成長も時間の関係上、途中から伸び率かなりアップしますが、そこはそれヒーローとしての素質が有った。何故なら主人公だから。と考えれば納得できます。



本作にヒーローモノとして惹かれたのは、主人公を成長させるお兄ちゃんの存在。
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ストイックな生き様、刀の構え方、爆発物の取り扱い、お兄ちゃんもヒーローでカッコイイ。
何よりその出で立ちに惹かれる。
ボロキレ羽織ってるだけなんだけど、ヒーローの出で立ちとしては正しい。
顔が一部だけさらされている所がどこかミステリアスな雰囲気を漂わせる。
主人公が純真な熱血ヒーローとして成長する。その対極のミステリアスな訳有りヒーロー。
その兄弟ヒーローが最後には力を合わせるクライマックス、ヒーローモノとして正しくてカッコよかった。

演じる大さん、声がお父さんの謙さんに似てた。


続編含みな終わり方。
本作だけで終わるはずは無いとは思ってはいました。
吸血鬼の血のついた刀で斬られまくっていた主人公とお兄ちゃん。という事は・・・といった感じで続くんだろうか。
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