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しあわせの隠れ場所 [2010年3月に観た映画]


The Blind Side: The Evolution of a Game






『しあわせの隠れ場所』
“THE BLIND SIDE” (2009・アメリカ) 2h08
監督・脚本 : ジョン・リー・ハンコック
出演 : サンドラ・ブロック、クィントン・アーロン、ティム・マッグロウ、リリー・コリンズ、ジェイ・ヘッド、キャシー・ベイツ



身寄りの無い若者を家族として迎えた一家。
一家の温かさに次第に本当の家族の様になり、それとともに若者はアメフト選手としての才能を開花させてゆく。



トントン拍子な映画だった。
物事がいい方にトントン転がっていく。
そうなると何か悪い事が起きないか、と意地悪な気持ちも起きてくる。
実際悪い事が起きましたが、何ともアメリカらしい、スポーツを取り巻く環境がいかにもアメリカらしい騒動。
しかし、それもトントンと解決。

いい映画でした。人の善意が温かく描かれていて。
片やサンドラ・ブロックも出演している『クラッシュ』等でも描かれている善意だけではどうにもならない現実も有るわけで。そっちのほうが圧倒的に多いような気がする。
ですが本作ではそっちの現実はちょっと置いといて、稀に成功した善意に心洗われるべきなのだと思いました。
Crash [Original Motion Picture Soundtrack]










サンドラ・ブロック、オスカーゲットしましたが、いつものサンドラ・ブロックだった。
実力が有るのが大前提として、オスカーゲットするにはタイミングも重要だと思いました。
あの役は例えばジュリア・ロバーツでもメグ・ライアンでも良かっただろうし、なんなら今回の候補者の一人でもあったメリル・ストリープでも良かった気がする。年齢の事を気にしなければ。

何かの因果でサンドラ・ブロックの所にオファーが行って、スケジュールが合ったので引き受けて、それが現在のサンドラ・ブロックにバチーンとはまる役だった。
タイミングが上手くいかない事が多いのが世の常で、それが上手くいく事も含めてのオスカーゲットなのだと思いました。

で、別の作品でラジー賞もゲット。
授賞式にも参加しましたが、あれってどういうシステムになっているんだろう?
授賞式に候補者は来ていないわけで、まさか当日になって受賞者に「受賞したけど来る?」と連絡するんだろうか?「鍋やってっけど来る?」みたいな感覚で。
サンドラ・ブロックもたまたま暇だったんだろうか?



ちなみにゼロ年代のワースト作品賞は。








『バトル・フィールド・アース』
battlefield_earth_ver2.jpg

『ジーリ』じゃなかった。
gigli_ver3.jpg
両方ともポスターはかっこいいのに。
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コッスン

バトル・フィールド・アース
見てないんですが、制作されてる時点で
ラジー賞だろう・・と私は思ってました。
ちょいとおまえさんはご覧になりましたか?
ナマズのおバケみたいですよね
by コッスン (2010-03-15 21:36) 

ちょいとおまえ

コッスンさん、こんばんは。
相当ひどい事になっている。という評判で覚悟して観たら、言うほどひどくは無かったなぁと思いました。
思うにラジー賞ってスター俳優出演作、有名監督作品でツッコミ所が満載の作品が選ばれるような気がします。
もっとひどい作品もかなり有ると思いますが、そういうのは誰も相手にすらしないから。
by ちょいとおまえ (2010-03-16 20:52) 

ちょいとおまえ

おぉ!次郎さん、こんばんは。
niceをありがとうございます。
by ちょいとおまえ (2010-03-16 20:53) 

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