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インセプション [2010年7月に観た映画]

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『インセプション』
“INCEPTION” (2010・アメリカ) 2h28
製作・監督・脚本 : クリストファー・ノーラン
出演 : レオナルド・ディカプリオ、エレン・ペイジ、マリオン・コティヤール、ジョセフ・ゴードン=レヴィット、渡辺謙、トム・ハーディ、キリアン・マーフィ、トム・ベレンジャー



夢の夢の夢の夢の夢の中へ。



なんだかよく分からない。『フォロウィング』『メメント』作った人だけの事はある。
分からないまま話は前へと進み続ける。
その強引な感じがなんか面白かった。

分からないからつまらない。のではなく、分からないから面白い。
分かったらもっと面白いのかもしれないけど、今回は分からないままどこかの終着地点まで引きずり回される面白さを味わえました。

これは、21世紀の『2001年宇宙の旅』ではないだろうか。
『2001年宇宙の旅』は外(宇宙)へ向かっていったのが、最終的には人の内側へと入り込んだ感じ。よく分かんないけど。
本作は最初から人の内へと向って行って・・・。どこにたどり着いたのだろう?
両方ともよく分からない。という点でも似ている気がする。

「夢」を「映画」として置き換える事も出来るんじゃないだろうか。ラストカットはこれら全てが「夢」=「映画」という事だったのかも。
「映画」だけではなく「小説」や「漫画」などの創作物。
そういう創作をしている人たちの方が理解度は高いように思えて悔しい。



地面360度回転及び無重力シーンが面白かった。
どうやって撮ったのかさっぱり分からないけど、これも分からないからこそ面白いのだと思う。
これらのシーンでのメインはジョセフ・ゴードン=レヴィット。この映画の出演者で一番苦労したのはこの人だったんじゃないだろうか。



実は本作で一番気になっていたのは、トム・ベレンジャーで。
久々の大作出演。復活の足掛かりになるのか。と期待していましたが、別にトム・ベレンジャーじゃなくてもいいような役で残念。

ピート・ポスルスウェイトとキリアン・マーフィが父子ってなんか説得力が有る。
で、母親エマ・トンプソンだったりして。
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コメント 5

コッスン

面白かったですね。
私が分からないのは
夢が深くなるごとに、下層の夢の時間が長くなりますが
その計算式です。
ディカプーも3階層以下の時間の長さに関しては
全部エレンペイジに聞いて
彼女が答えてましたから
あもメンバーで一番才能が優れてるのは
エレンペイジですね。

by コッスン (2010-07-18 19:41) 

テンプラ・ソバ・ニーロ

コッスンさん、こんばんは。
どうなんでしょう?計算式。分かる人には分かるんでしょうけど。全く分からないです。
by テンプラ・ソバ・ニーロ (2010-07-18 23:13) 

hash

>分からないから面白い
不明な部分も含めて、全て面白かったです。

>トム・ベレンジャー
随分、肥えていましたね。
映画で見るのは「トレーニング・デイ」以来の気がします。
by hash (2010-08-02 22:55) 

テンプラ・ソバ・ニーロ

hashさん、こんばんは。
あえて説明をしないで強引に突き進む感じが面白かったです。
よくスタジオ側が許したもんだと思いますが、これも「ダークナイト」効果なのでしょうか。

トム・ベレンジャーの名前をポスターなどで見て期待していたのですけど。名前が出ていなくて出番も少なかったピート・ポスルスウェイトの方が印象深かったような。
by テンプラ・ソバ・ニーロ (2010-08-03 19:12) 

テンプラ・ソバ・ニーロ

ひろくんさん、niceをありがとうございました。
by テンプラ・ソバ・ニーロ (2010-08-03 19:13) 

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