SSブログ

借りぐらしのアリエッティ [2010年8月に観た映画]


108ピース 借りぐらしのアリエッティ アリエッティとポッド 108-265



『借りぐらしのアリエッティ』
(2010・日本) 1h34
監督 : 米林宏昌
声の出演 : 志田未来、神木隆之介、三浦友和、大竹しのぶ、樹木希林、竹下景子、藤原竜也




小人のアリエッティと人間の翔。出会ってはいけない二人が出会ってしまった。



映画を観終わっての第一印象は、小さくまとめちゃったなぁ。
といった感じでした。良質なアニメーション作品ではあったけど。

しかし後々考えてみるとこれは深いんじゃないかと。
小人と人間。分かり合える事は出来たとしても、共存する事は出来ない。
それは概ね人間側に問題が有るためで。
人間とはとかく支配する側に立ちたがる。だから共存する事は不可能。
それでいいのか人間。
ってメッセージが込められていたのでは。

で、この作品は結局何だったのかと考えると、小人なんかいない。と決めつけるより、小人がいるかもしれない。と思った方が世界は豊かになり、小人と共存するためには何をするべきなのか。を考えるきっかけを作る。
そういった作品だったのかと。

『もののけ姫』でもあり、『トトロ』でもある。ジブリらしい作品。

『トトロ』と言えば、本作のお手伝いのハルさん。
あの人って『トトロ』のメイの将来。って感じで観てました。
メイは5月(May)。だから、ハル(春)さん。
天真爛漫な感じとか、思い立ったら一直線な感じとか、メイそのもの。
なので本作は『トトロ』的な、のどかなファンタジーとして終わるのかと思ったのですが。
そこらへんは現代的に物事を考えると、のどかなファンタジーは作れない。という事なのかと。



珍しく主人公のお母さんがオバちゃんキャラだった。
ジブリのお母さん。と言うと清楚、もしくはその逆で活発。どちらにしろ美形。のイメージだったんだけど。
本作のお母さんは見た目も性格もオバちゃんだった。



アリエッティ。映画を観るまでは何の不思議も持たなかったですが、映画の世界観に触れると不思議。
名前が外国名。
日本語喋ってんのに。でも生活様式は洋風。
アリエッティたちの何代か前の祖先がヨーロッパのどっかから渡って来た。という事なんだろうか。
そういえばアリエッティのお父さんの鼻は外国人っぽい。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0