フェアウェル さらば、哀しみのスパイ [2010年8月に観た映画]
『フェアウェル さらば、哀しみのスパイ』
“L'AFFAIRE FAREWELL” (2009・フランス) 1h53
監督・脚本 : クリスチャン・カリオン
出演 : エミール・クストリッツァ、ギョーム・カネ、フレッド・ウォード、ウィレム・デフォー
東西冷戦時。西側諸国の重要機密をソビエトが入手している。
その情報をフランスに流しているのはフェアウェルと呼ばれるKGBの大佐だった。
ネタバレあり。
大佐の目的は金銭などではなく、祖国を変え、世界を変えたい。という想いだったわけですが、しかしそんな個人の想いは大国の思惑や大国間でのかけひきの前では利用され、利用され終わるとちっぽけなものとして片付けられてしまう。
スパイといっても派手な活躍があるわけではなく。地味に目立たぬように暗躍している。
大佐と大佐と接触するフランス側のスパイ(見習い?)との交流は、時に穏やかで普通のおじさんたちといった感じ。
しかし大佐の心の内には祖国を変えようという強い信念が有り、その信念に基づいた行動に次第に惹かれていく見習いスパイ。
それが結局は国家権力の前に・・・。
正に邦題の示すとおり、哀しみのスパイでした。哀しかった。
hetianさん、niceをありがとうございました。
by テンプラ・ソバ・ニーロ (2010-08-25 19:47)
もももんががさん、niceをありがとうございました。
by テンプラ・ソバ・ニーロ (2010-08-25 19:47)
マンチ軍団さん、niceをありがとうございます。
by テンプラ・ソバ・ニーロ (2010-09-03 19:16)