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アイスバーグ!とルンバ! [2010年9月に観た映画]

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『アイスバーグ!』
"L'ICEBERG” (2005・ベルギー) 1h27
監督・脚本・出演 : ドミニク・アベル/フィオナ・ゴードン  監督 : ブルーノ・ロミ
出演 : フィリップ・マルツ

『ルンバ!』
“RUMBA” (2008・フランス=ベルギー) 1h17
監督・脚本・出演 : ドミニク・アベル/フィオナ・ゴードン/ブルーノ・ロミ
出演 : フィリップ・マルツ
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スウェーデン映画の『愛おしき隣人』的なものを予感させて、個人的には合わないんじゃないかと不安がありましたが、体を張った(色んな意味で)笑いで分かりやすく、ストーリー性も有って面白かった。



『アイスバーグ!』
ひょんな事から氷山に心奪われた主婦が氷山を目指し家庭を捨てる。

なんだそれ。って話しですが、突拍子もない話しを説明的なシーンや台詞を極力排除しつつも物語として成立させ、なおかつ一風変わったユーモアで笑わせてくれました。
ただ、オチが大体予想がつくもので、そのオチに向かう終盤がやや間延びした感じだったのが残念。大体分かったからさっさと落としてくれ。といった感じ。



『ルンバ!』
ラテンダンスをこよなく愛する小学校教師の夫婦がひょんな事から人生の一大事を迎える。

『アイスバーグ!』を観終えてからすぐ(10分の休憩有り)に同じようなのを観るのも辛いものがあるなぁ。と思いましたが、こっちはより面白かったし、それでいて人生賛歌を描いた名作だったと思います。良かった。
大それたメッセージを声高に叫ぶのではなく、人生の一大事を迎えたとしてもそれでも何とかやっていけるものなんだ。と風変わりなユーモアをもってして、ちょっぴり勇気をくれるような。

アキ・カウリスマキ監督作品っぽい感じもしましたが、アキ・カウリスマキ監督だともう少し辛辣な人生訓になってしまうのかもしれない。
それはフィンランドとベルギーのお国柄の違いなのだろうか?それとも気候の違い?本作はどこか温かいものを感じる。

自己紹介で終わるラブストーリーというのも良かった。それはただの自己紹介ではなくて、色んな意味と深い愛が込められている自己紹介。
それが良かっただけにラストの一オチが余計だった。と思いましたが、考えてみるとあれは失恋から来ている行動?という事はあの二人はそういう関係になってしまっていたんだろうか?
てっきりフレンドリーな関係だと思っていたけど、もっとディープな関係になっていたのかも。
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