十三人の刺客 [2010年10月に観た映画]
『十三人の刺客』
(2010・日本) 2h21
監督 : 三池崇史
出演 : 役所広司、稲垣吾郎、市村正規、松方弘樹
狂人が幕府の要職に就こうとしている。「各々方の命を懸けて阻止せよ」と密命が下る。
言い換えると「お国のためにお前ら死ね」という事で。
「主君に仕えることが武士の本分」の大義名分の下「武士道とは死ぬこと」と見つけさせて。
狂人は時の将軍の腹違いの弟。言うなれば徳川幕府の自作自演のテロ。
それに巻き込まれ一人の命を奪うために三百人以上の命が犠牲になる。
それをヒロイックに描き、クライマックスのアクションシーンは大迫力ではありましたが、どうにも気持ちが乗らず、観終わってどんよりとした気分になりました。
役所、松方、市村のベテラン陣の声の良さが素晴らしかった。
役者さんにとって声って大事だなぁと思いました。
声でガッカリと言えば『マトリックス・レボリューション』のローレンス・フィッシュバーンの演説シーン。
あのシーン本当に声に迫力が無くてガッカリでした。
『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』のヴィゴ・モーテンセンも若干そんな感じで。
逆に『セント・オブ・ウーマン』のアル・パチーノの迫力。
字幕無いので言ってる内容がさっぱり分かりませんが。
マーティン・ブレスト監督、『ジーリ』以降新作の噂も無いのが残念。
コメント 0