死刑台のエレベーター [2010年10月に観た映画]
『死刑台のエレベーター』
“ASCENSEUR POUR L'ECHAFAUD” (1957・フランス) 1h32
監督・脚本 : ルイ・マル
出演 : モーリス・ロネ、ジャンヌ・モロー、ジョルジュ・ブージュリイ、ヨリ・ベルタン
社長殺害を計画する社長夫人と愛人。完全犯罪の計画は予期せぬ出来事により破綻してゆく。
エレベーターを舞台にした密室サスペンスかと思って観ると肩透かしで。
予期せぬ出来事により別の犯人による別の殺人事件が起こり、愛人がその関わりのない殺人事件の犯人に仕立て上げられてしまう。そんな不条理サスペンスな所が面白い。と思いましたが、結局は社長夫人を演じるジャンヌ・モローが主役の映画だったんだと思わせる結末でした。
犯行動機の証拠となる夫人と愛人の密会デート写真。あれをあの小型カメラでセルフでしかも仲睦まじいポージングで撮るのってかなり難しいと思う。
そんな労力を惜しませなかったのは何かと言ったら、それは愛ゆえの事だったんだろうと思う。
その愛ゆえの事が結果的に二人を破滅へと導く証拠になってしまう。
アダムとイブが林檎を食べてから愛ゆえの事件は絶える事はない。
って事で昔を懐かしむ。
『ムー』や『ムー一族』は諸事情が有って再放送が難しいらしいですが。
アダムとイブが林檎を食べてから愛ゆえじゃない事件も絶えない。
2010-10-20 20:16
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