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冬の小鳥 [2011年1月に観た映画]

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『冬の小鳥』
(2009・韓国=フランス) 1h32
監督 : ウニー・ルコント
出演 : キム・セロン、パク・ドヨン、コ・アソン、パク・ミョンシン、ソル・ギョング



児童養護施設に預けられた少女。必ず父親が迎えに来てくれると信じて待ち続ける。



ネタバレあり。



結局父親は迎えに来ないわけですが。
そこで何かを悟り新しい自分へと生まれ変わる少女。英語タイトルは“A BRAND NEW LIFE”で、ストレートに表している。フランス語タイトルも多分一緒なんじゃないかと想像。

少女は何がきっかけで新しく生まれ変われたのか?
それはよく分からなかったけど、考えると預けられた施設が少女にとってとても良い環境だったのだと思う。
裕福な施設とは言えないけど、施設の大人たちも一緒に生活する他の子供たちもとてもいい人たちいい子たちだった。
ここは自分の居場所じゃない。と、反抗を繰り返す少女と険悪な関係にはならず、温かく見守り仲間として受け入れる。
その事が少女を新しく生まれ変わらせたんじゃないだろうか。



子供たち中の一番の年長さんのエピソードは悲しかった。
年齢も17才、18才ぐらいになると名目上は養女として引き取られてゆくけど、実際は家政婦として扱われる。
そうなる事が分かっていながら、淡い夢が破れて施設を出て行く覚悟を決めた年長さん。
また、そうなる事が分かっていながら送り出さなければならない寮母さん。
寮母さんの気持ち、別れの時に布団を叩き続けた気持ち。その気持ちが後のシーンで分かって余計悲しかった。



下高井戸シネマにて。
初めて行きました。駅のホームからも見える好立地。
ミニシアター系映画の二番館。といった感じな上映プログラム。
決して広くは無く、かといって狭くも無い。傾斜があるので前の人の頭は気にならないし、椅子も座り心地いい。
いい映画館でした。
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