僕の大切な人と、そのクソガキ

『僕の大切な人と、そのクソガキ』
“CYRUS”　（2010･アメリカ）　1h31
監督･脚本　：　ジェイ・デュプラス／マーク・デュプラス
出演　：　ジョン・Ｃ・ライリー、ジョナ・ヒル、マリサ・トメイ、キャサリン・キーナー








不細工バツイチ中年男が恋した素敵な女性には21歳の息子がいて。



ネタばれ有り。



「ショウビズカウントダウン」で紹介されて面白そうだと思ったけど日本では残念ながら劇場未公開。

邦題通りにその息子がクソガキで。サイコチックな。そのクソガキと中年男の間でひとりの女性（クソガキにとっては母親、中年男にとっては恋人）をめぐってバトルが繰り広げられる。

シチュエーションとしては完全にドタバタコメディ。『俺たちステップブラザーズ』とは若干違うけど似たような。











しかし本作はそのドタバタをガス・ヴァン・サント作品のように描く。
（ところで、あの手の作品、どこかフワフワした感じの地に足が着いていないような作品をどう表せばいいのかよく分からない。どうしても「ガス・ヴァン・サント作品のよう」になってしまう。）
ガス・ヴァン・サント的なのでドタバタになりそうでならない。クソガキ役のジョナ・ヒルのそのフォルムを含めての怪演でドタバタバトルは面白くなりそうなのにドタバタしない。
その点不満と言えば不満だけど、もしもガス・ヴァン・サントがドタバタコメディを撮ったら。という趣旨の元で作られたのなら納得だし、その試みは面白かったと思うし、作品としても良かったと思う。
なにしろジョン・Ｃ・ライリー主演のある意味ラブストーリー。しかもハッピーエンドだから。

コメント 1

donさん、niceありがとうございます。
by テンプラ・ソバ・ニーロ (2011-06-14 18:57)