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ホビット 思いがけない冒険 [ハ行の映画]


The Hobbit: An Unexpected Journey: The Movie Storybook

『ホビット 思いがけない冒険』
“THE HOBBIT: AN UNEXPECTED JOURNEY” (2012・アメリカ=ニュージーランド・2h50)
製作・監督・脚本 : ピーター・ジャクソン
出演 : マーティン・フリーマン、イアン・マッケラン、リチャード・アーミテージ、イアン・ホルム、アンディ・サーキス、ケイト・ブランシェット





ドラゴンに故郷を奪われたドワーフたちに故郷を奪い返す機会が巡ってこようとしていた。魔術師ガンダルフの力を借りドラゴン退治に向かうが、ガンダルフは一人のホビットを仲間に加えるのだった。



『ロード・オブ・ザ・リング』の前日譚。しかし原作では本作の方(『ホビットの冒険』)が先に発表された後に『ロード・オブ・ザ・リング』(『指輪物語』)が発表される。
なので映画ではより『ロード・オブ・ザ・リング』とのつながりが強調されているよう。ガンダルフは既にサウロンの脅威を予知している。

本作でビルボが指輪を手にしてしまった時、あ~と思ったけど、原作ではこの時点ではまだ指輪はそれをつければ姿を消す事が出来る不思議な道具ぐらいの役割だったのでは。
指輪に大きな意味が持たされるのは『指輪物語』からではないのだろうか。
でもこの後で指輪を手にしてしまったビルボとフロドがどうなってしまうのかを知っているのでやっぱり、あ~と思わざるを得ない。



今回の冒険、そして『ロード・オブ・ザ・リング』でのサウロンとの戦いに立ち向かうには、勇者の力だけではなくビルボやフロドのような一見弱者の力も必要だとガンダルフは考えている。
その弱者を冒険や戦いへと奮い立たせるためガンダルフは策士となる。本当は色々と分かってはいるけど分かっていない振りをして相手を上手く利用する。

今回利用されてしまうビルボが冒険への旅立ちを決意するシーンが『ロード・オブ・ザ・リング』でフロドが滅びの山への旅立ちを決意するシーンと重なる。
個人的に『ロード・オブ・ザ・リング』での一番の感動シーンがそのフロドが旅立ちを決意するシーンなので、今回のビルボの決意にも感動だった。

白の魔術師のサルマンはガンダルフと違って優れた者だけが世界を救う。という思想だったのではないかと思う。それがサウロンに付け入れられてしまったのだろなあと。サウロンの力が何よりも優れていると思わされてしまったのではないか。



ドワーフたちがちゃんとフロドんちを後片付けして去っていったのが好感度アップ。
ずんぐりむっくりの輩たちがせっせと後片付けしている姿を想像するだけで心が和む。



当初2部作予定が3部作に。それでも本作はボリュームたっぷりだった。特に終盤はこれでもかと山場の連続で疲れた。



HFR3Dで。映像がきめ細やかだとかなんとかいう事だったけど、確かに綺麗には思えた。その分なにか軽い感じがした。



ゴラム役のアンディ・サーキスがセカンドユニットの監督。エンドロールでその名前を見た時にビックリした。同姓同名の人かと思って帰ってから調べたら本人。
まあセカンドユニットが何の仕事をするのか全く分かっていないけど。でもアンディ・サーキス、スゲエなと思った。
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