ベルセルク 黄金時代篇Ⅲ 降臨 [ハ行の映画]
『ベルセルク 黄金時代篇Ⅲ 降臨』
(2012・日本・1h47)
監督 : 窪岡俊之
声の出演 : 岩永洋昭、櫻井孝宏、行成とあ
グリフィスが囚われの身となり、リーダーを失くした鷹の団は逃亡の身となっていた。
内通者の手引きによってグリフィス奪還を目論む鷹の団の中にはガッツの姿が有った。
ガッツの活躍と鷹の団の連係でグリフィスを取り戻す事に成功するが、ガッツ、グリフィス、キャスカ、鷹の団を取り巻く悪夢はすぐそこに迫っていた。
蝕がとにかく凄まじいという事を耳にしてビビッていた。ビビりまくっていた。何がどう凄まじいのか全く見当がつかないのが更にビビる。
なのでR-18を観れる筈も無くR-15で。
とにかく凄まじい。という事を覚悟した上で観たからなのかショックはそれほど大きくは無かった。でも今後の影響は大きそう。実際、本作の後に悪魔的要素のある作品を観たけど全然チョロく思えてしまった。
キャスカが可哀想過ぎ。グリフィス、ヒデえな。と思うけど、あいつはかつてはグリフィスであったけど今はもうグリフィスでは無いわけで。だからグリフィスが悪いわけではなく。
と、分かっていてもやはりグリフィスと重なってしまう。
非道なあいつとグリフィスの悲しみが重なる事が今後の物語(映画化されないんだろうか)においてとても重要なのではないかと思える。
キャスカもどういう風に物語に関わってゆくのか。気になる。
『ベルセルク』の入り口が黄金時代篇からっていうのはどうだったのか。原作では暗黒時代の真っ最中から始まって、そして暗黒時代の前の時代はどのようなもので暗黒時代はどのように始まったのかが描かれたのが黄金時代篇だったのではないだろうか。
だから『ベルセルク』で描かれる基本は暗黒時代であって、その暗黒時代を全く知らずに黄金時代から入ったのは良かったのか悪かったのか。
『スターウォーズ』の旧3部作を観ずに新3部作から観て、アナキン、ベーダー卿になっちゃったなあと思うようなものなのか。
違うか。
本作の後にたまたま昔の丹下左膳のテレビドラマをチラッとだけ見て、ああ、ガッツって丹下左膳なのかと思ったけど特に深い関連性は無くたまたま身体的特徴が似ただけなのかも。
悪の四人組のリーダーと思われるのが『マーズ・アタック』を思わせるのにも深い意味は有るのか無いのか。
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