SSブログ

約束の地 [ヤ行の映画]


Jauja [DVD] [Import]

『約束の地』
"JAUJA" (2014・アルゼンチン=デンマーク=フランス=メキシコ=アメリカ=ドイツ=ブラジル=オランダ・1h50)
監督 : リサンドロ・アロンソ  製作・音楽・出演 : ヴィゴ・モーテンセン
出演 : ヴィールビョーク・マリン・アガー








1882年、パタゴニアを訪れているデンマーク人の父娘。ある日娘が姿を消したため父は荒れ地を探し彷徨う。



いつの時代でどういった設定なのか最後までよく分からずに観ていたが特に支障は無かった。支障が有ったのか無かったのかもよく分かっていないのかも。

映像は長回しの多用で単調と言えば単調なのだけど不思議と観ていて飽きなかった。パタゴニアの自然を映し出しているがどちらかというと殺風景。なんだけど映像の切り取り方が上手いのか飽きなかった。

原題の"JAUJA"(ハウハ)は豊穣の楽園を意味し、その地が『約束の地』であるがそこに辿り着いた人間はいないという事。
辿り着いた者がいないから人類の歴史はまだ続いているのかもしれない。約束の地はゴールで辿り着いてしまったら人類の歴史はそこで終わってしまうのかもしれない。
多分永遠に辿り着けない、終わりが無いからこそ人類の歴史は過去、現在と続き未来につながるのだ。という事なのかなあと思った。



ヴィゴ・モーテンセンは本作ではデンマーク人を演じている。アルゼンチンの公用語であるスペイン語もペラペラという設定。
ただただ感心するばかりだけど、デンマークの人が観て生粋のデンマーク人に見えるのか?という事は残念ながら分からない。
監督はアルゼンチンの人で、もしもデンマークの人が監督だったらヴィゴ・モーテンセンにデンマーク人の役を演じさせていたのか。

追記 ウィキペディアでヴィゴ・モーテンセンの項目を見たらお父さんがデンマークの方だった。お母さんはアメリカ人。
デンマーク人を演じたという事はお父さんへの想いなんかも込められていたのかも。
コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:映画

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0