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きょうのポストカード(デーヴ) [映画のポストカード]

フロントランナーを観た。
次の大統領に最も近いと言われるゲイリー・ハート。選挙戦に突入するがある問題が起こる。

1980年代後半の実話。マスコミの取材が政治家のプライベートにまで及び世間への強い影響力を持ち始める。その事実にゲイリー・ハートは気付かず。気付いていたけど目を背けていたのかもしれない。その点では大統領としての資質は無いようにも思える。
清廉潔白で何事も完璧にこなす人物をアメリカ国民は大統領に望んでいるのかもしれないけど、そんな人は滅多にいないわけで。といって問題だらけの人がなってしまうと大変な事になる。

ヒュー・ジャックマンはアメリカ大統領にはなれず。
https://en.wikipedia.org/wiki/List_of_actors_who_played_the_President_of_the_United_States
ロニー・コックスが4度演じているのがちょっと意外。ロボコップやトータル・リコールでの悪役の印象が強い。悪い大統領役なのか。
アカデミー賞受賞は今の所リンカーン大統領を演じたダニエル・デイ=ルイスのみ。
今年のアカデミー賞ではブッシュ大統領を演じたサム・ロックウェルが助演男優賞でノミネートされている。
大統領映画で好きなのはジェイソン・ライトマン監督のお父さんアイヴァン・ライトマン監督作のデーヴ。ケヴィン・クラインとベン・キングスレーが大統領になった。
デーヴ.JPG

J・K・シモンズ。ジェイソン・ライトマン監督のデビュー作から6作連続で出演(ヤング≒アダルトは声のみ)。前作のタリーと私の秘密の時間でその記録は途絶えたが本作で復活。タリーと私の秘密の時間にもJ・K・シモンズを匂わせる何かが画面に映ってたりしないんだろうか。



ナチス 第三の男を観た。
1942年プラハで起きたナチス最高幹部暗殺の全貌を描く。

こちらも実話。ドイツやチェコの言葉は使われず全編英語。
以前に同じ暗殺事件を描いた作品ハイドリヒを撃て!「ナチの野獣」暗殺作戦を観たが、本作は前半でナチの高官であるラインハルト・ハイドリヒの人となりが描かれるのが大きな違い。後半で暗殺作戦の実行とそれによって起きた事を描く。
ハイドリヒと暗殺実行部隊が同じフレームの中に収まるのは暗殺現場でのわずかな時間だけなので、前半には暗殺部隊はほとんど出てこないし、後半にはハイドリヒがほとんど出てこない。そうなると後半に出てこないハイドリヒの印象が薄くなってしまうのはしょうがない。

当時の戦況からすれば高官一人を殺したくらいではほとんど影響は無いだろうし、それによって無差別に行われるであろう報復を考えれば実行をためらうのは当然だと思うけど、なんにもしないでずるずるとナチスの言いなりになるのを良しとせず、我々は徹底抗戦するのだ!という所が熱かった。その決意がヨーロッパ中に伝わったのか。
ナチスの報復は凄まじくその後に過酷な運命が待っているわけだけど。

日本だと忠臣蔵に近いような気がした。
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