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きょうのポストカード(青いドレスの女) [映画のポストカード]

ブラック・クランズマンを観た。
1970年代半ば、アメリカ合衆国のほぼ中央に位置するコロラドスプリングス。その地での黒人初の刑事が白人至上主義団体KKKへの潜入捜査を開始する。

スパイク・リー監督作品を観るのは2013年(日本公開は2014年)のオールド・ボーイ以来。本作までのそれ以降の監督作は日本で劇場公開されず、それまでも観たり観なかったりで(初期の代表作を観ていない)大体半分くらいを観ている。その中で好きなのはインサイド・マン。世間的に評価の低いオールド・ボーイもそんなに嫌いじゃない。2作品ともどちらかというと珍作の部類ではあるが。
あんまりゴリゴリとメッセージを押し付けられるのは苦手。主張をはっきりと押し通すのは大事な事で、現にその結果アメリカ映画界の黒人の地位はかなり向上しているようにも思えるし。
本作もメッセージ色はかなり強め。それが奇想天外の潜入捜査映画としての面白さのテンポを崩しているように感じられた。

黒人刑事の相棒役のアダム・ドライバーが良かった。ダース・ベイダーの孫役にまで大抜擢されたアダム・ドライバーの良さが今までよく分かっていなかったが、何考えてるのかよく分からない、はっきりと感情を表に出さない中で微妙な雰囲気を醸し出す感じがこの人の良さなんではないかと本作で気付いた。

主演のジョン・デヴィッド・ワシントンはデンゼル・ワシントンの息子さん。見た目は似てないが声、喋り方が似ていた。
やっぱり骨格の遺伝子受け継いでいるから声が似るのだろうか。コリン・ハンクスもお父さんトム・ハンクスの声にそっくりだし、スコット・イーストウッドは父クリント・イーストウッドを意識して喋るとそっくりになるのは飛びだす悪魔のいけにえで証明している。

お父さんデンゼル・ワシントンの出演作には小さい頃にマルコムXと青いドレスの女に出演しているのだとか。
青いドレスの女.JPG
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