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きょうのポストカード(ア・フュー・グッドメンとグッド・ウィル・ハンティング/旅立ち) [映画のポストカード]

記者たち ~衝撃と畏怖の真実~を観た。
2001年ニューヨークのテロ後アメリカ政府は大量破壊兵器の保有を理由にイラクへの武力による侵攻を始めようとしていた。多くのマスコミが政府の発表を鵜呑みにする中、疑問を持つ少数の記者は真実を報道するために取材を続ける。

現在もコンスタントに監督作を発表しているロブ・ライナー監督だが、日本では劇場未公開だったりして自分が観るのは2007年の最高の人生の見つけ方以来。
最高の人生の見つけ方は今秋日本でリメイク作品が公開される。多分観ない。
http://wwws.warnerbros.co.jp/saikonojinsei/

個人的にロブ・ライナー監督のベストはア・フュー・グッドメン。トム・クルーズのベストでもある。
ア・フュー・グッドメン (2).JPG

ロブ・ライナー監督は本作に役者として出演もしているが、自分に随分といい所を持っていくなあという感じ。ウディ・ハレルソン(58歳)もジェームズ・マースデン(46歳)もやんちゃ坊主扱い。

ニューヨークでテロが起きて、アルカイダのビン・ラディンが首謀者だ。と言っていたのがイラクのフセイン大統領が協力していておまけに大量破壊兵器を持っているみたいだからイラクへ侵攻だ。という話にすり替えられていったのを当のイラクではどのように受け止められていたのだろう。
この映画を観る限りではアルカイダと関係無いし大量破壊兵器も無いし。なのに爆撃されて。湾岸戦争以降いつかはやられるかもしれないという覚悟はあったのかもしれないが、それにしても強引だし不条理でもある。当時を体験したイラクの政府関係者はみんな殺されちゃってもういないんだろうか。フセイン政権と対立していた人たちにとっては爆撃が希望だったりしたのか。

チェイニー副大統領本人の映像が流れて、それを見てようやくバイスでのクリスチャン・ベイルの演技が本物そっくりだったことが分かった。

TOHOシネマズシャンテにて。6月から値上げもする事だしシャンテでの都内独占ロードショーを是非やめて欲しい。



ドント・ウォーリーを観た。
1951年生まれのジョン・キャラハンは13歳で酒の美味さを知りそれ以来酒浸りだった。20代で禁酒を誓い参加した禁酒会でその後の人生を決定付ける仲間と出会う。

実在した風刺漫画家ジョン・キャラハンの人生を描いた作品。多くの感動要素を含んでいるがそれらを観客に押し付けてこないのが良かった。
時系列が変則的に並べられているが、多分何かの授賞式がこの映画の時系列での最新のシーン。その時の主人公の表情と、酒浸りで荒んでいた頃の表情の違いを見比べるだけで感動を無理やり押し付けられるよりも伝わってくるものは多いんじゃないかと思う。

エンドクレジットでスペシャルサンクスにロビン・ウィリアムズの名前が有った。
ロビン・ウィリアムズが原作の映画化権を持っていて、グッド・ウィル・ハンティング/旅立ちの撮影以降ガス・ヴァン・サント監督と映画化について色々話し合いをしたらしい。
ジョン・キャラハンとロビン・ウィリアムズは1951年生まれの同い年。

グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち.JPG
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