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男はつらいよ 16作目から20作目 [男はつらいよ]

男はつらいよ 葛飾立志篇
旅先でさくら、タコ社長、源公の出てくる夢(西部劇、タイガーキッド)を見た寅さん。山形から修学旅行で東京に来た女子学生順子がとらやを訪ねに来ていた所に寅さんも帰って来る。寅さんは順子の母親と知り合いだった。順子と友人たちをご馳走でもてなして送り出し、さくらたちに順子の母親と知り合ったきっかけを話すがタコ社長に茶化され気分を害した寅さんは旅に出る。旅先の山形で今は亡き順子の母親の事を知る寺の和尚と話しをした事をきっかけに学問に目覚める寅さん。その頃とらやには御前様の親戚で大学で考古学を学んでいる礼子が下宿する事になっていた。学問をするために柴又に帰ってきた寅さんは早速礼子と知り合い早速好きになる。そして御前様の発案で礼子が寅さんに歴史を教える事に。
礼子の考古学の師匠である大学教授田所が礼子を訪ねにとらやに来るとインテリ然としていない田所と寅さんは意気投合し、田所は寅さんの事を恋愛に関する師と決める。田所は惚れている相手が誰かは伝えずに寅さんにアドバイスをもらい自分の想いをその相手に伝えた。
1975年12月27日公開、97分。



男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け
旅先でさくら、源公の出てくる夢(人喰いザメ)を見た寅さんが柴又に帰ってくる。甥の満男が小学校に入学しお祝いムードのとらや。しかしある事で寅さんは気分を害しタコ社長と喧嘩になりそのまま旅に出る。つもりだったがさくらに引き留められ、外に飲みに出掛けて飲み屋で知り合った無一文の老人を連れてとらやに戻ってくる寅さん。老人は傍若無人な振る舞いでおいちゃんおばちゃんは怒り心頭。反省した老人がお詫びに描いた一枚の絵によって日本画の大家である事が分かる。老人はとらやを去り、寅さんもとらやで喧嘩となり旅に出る。
播州龍野(兵庫県)で偶然再会した寅さんと老人。池ノ内青観画伯として生まれ故郷の市から歓待を受ける老人に便乗して厚くもてなされる寅さんは宴会の席で芸者のぼたんと知り合う。「いつか所帯を持とう」と寅さんが気軽に言えるほど気の合う二人だったが、老人の密かな用事も済んだ事で二人一緒に東京に戻る事に。寅さんが龍野での思い出に呆けているとぼたんがとらやを訪ねて来る。ある重大な用事が有って東京にやって来たぼたんだった。
1976年7月24日公開、109分。
宇野重吉さんと寺尾聰さんの親子共演。
ジョーズの日本公開は1975年12月6日。新鮮なネタをすかさずパロディとして取り入れる所は年間2本製作している事の強みだろうか。



男はつらいよ 寅次郎純情詩集
旅先の床屋でさくら、タコ社長、源公の出てくる夢(カサブランカ、アラビアのトランス)を見た寅さんが柴又に帰ってくる。その日は満男の家庭訪問の日。担任は産休で代理の若い女性教師柳生雅子がとらやに来る予定だった。とらやに帰ってきた寅さんは雅子と出会い、さくらと博をそっちのけで雅子と話し込んでしまったためおいちゃんたちは怒り、喧嘩になった寅さんは旅に出る。旅先の長野県別所温泉で旧知の旅芸人一座と再会した寅さん。その結果警察の世話になりさくらに迎えに来てもらい柴又に帰ってきた寅さんは雅子の母親綾と出会う。綾ととらやの一同とは実は顔見知りで寅さんと綾はすぐに仲良くなるが綾との出会いで寅さんは人生のままならなさを痛感する事になる。
1976年12月25日公開、104分。
題経寺から姿を消した源公を「げーん、げーん」と探す御前様が可愛かった。これに限らずおおむね御前様は可愛い。



男はつらいよ 寅次郎と殿様
旅先でさくら、タコ社長、源公の出てくる夢(鞍馬天狗)を見た寅さんが柴又に帰ってくる。帰った早々鯉のぼりととらやで飼う事になった犬の名前で揉めた挙句旅に出る寅さん。行き先は伊予大洲市(愛媛県)。旅館で同宿になった女性に土地の名物をもてなす寅さん。翌日、思わぬ出費で金欠になった事を嘆いているとひょんな事から知り合った老人の家に招待される。老人の正体は大洲の殿様の子孫で現在も町の有力者。寅さんは老人の事を殿様と呼び、殿様は寅さんに東京で"まりこ"という女性の人探しを頼む。
それから10日後、上京してとらやにやって来た殿様。偶然寅さんも帰ってきて"まりこ"探しが始まった。"まりこ"探しに全く進展の無い中でとらやに大洲で知り合った女性が訪ねて来る。名前をまだ知らなかった寅さんが女性に聞くと女性の名前は奇遇にも鞠子(まりこ)だった。
1977年8月6日公開、99分。
殿様役は嵐寛寿郎さん。アラカンさんの当たり役が鞍馬天狗という事で夢のシーンが鞍馬天狗のパロディ。杉作役が満男だったのだろうか。
冒頭の寅さんが江戸川の土手を歩いて帰ってくる恒例のシーン。寅さんがやらかしてブチ切れる男を演じているのはクレヨンしんちゃんファンにはオトナ帝国イエスタデイ・ワンスモアのケン役で知られる津嘉山正種さん。今までずっと"まさたね"だと思っていたけど"まさね"さん。
満男、寅さんに貰った鯉のぼりを「鯛焼きー」と言い、別の作品(次作だったか)ではお土産に貰った伊勢海老を「ザリガニー」と言う。



男はつらいよ 寅次郎頑張れ!
旅先でとらやと朝日印刷が裕福になる夢(さくら、おいちゃん、おばちゃん、博、満男、タコ社長。源公もいた?)を見た寅さんが柴又に帰ってくる。寅さんの不在中とらやに下宿していた青年良介とひと悶着ありながら意気投合する。遅めの朝飯に入った食堂で昼飯を食べる良介とばったり出会い、良介が食堂で働く娘幸子に惚れている事を敏感に察知した寅さんによる良介への恋愛指南が始まり、その結果幸子にフラれたと勘違いした良介はとらやでガス爆発を起こし故郷の長崎県平戸へと帰る。心配になった寅さんは平戸まで様子を見に行き、良介の姉藤子と出会い一目惚れする。良介が世話になった事で寅さんに感謝する藤子だったが寅さんの想いには気付いていなかった。再び旅に出た寅さんは馴染みの旅回りの一座と再会する。
1977年12月29日公開、95分。
何度か登場している旅回り一座の娘を演じている(一座の娘以外の役でも出演)岡本茉利さんはいなかっぺ大将のキクちゃん、けろっこデメタンのラナタン、ヤッターマンのアイちゃん役の人だとか。
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