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ベル・カントとブライトバーンとオーバー・エベレスト [映画]

ベル・カント とらわれのアリアを観た。
1996年、南米某国。有名女性オペラ歌手を招いたサロンコンサート開催中の副大統領邸がテロリストに占拠される。

ポスターなどのビジュアルでメロドラマなのかなあと思っていたがそういった感じな所も有るけど主に社会派なドラマだった。
ポール・ワイツ監督はアメリカン・パイの1作目やアバウト・ア・ボーイの監督。メロドラマにしても社会派ドラマにしても意外と言えば意外。

実際にペルーで起きた事件から着想を得た作品。事件解決まで4カ月以上かかりその間にテロリストと人質の間に交流が生まれたらしい。というあたりは実際の事みたい。
人質は全員男性だったという事なので女性オペラ歌手も人質として残ったのは映画の上での創造。

政府の方針に異を唱えるために抑圧されている人たちが武力により直接的な行動を取るがその訴えは聞き入れられない。事件が長期化する中テロリストと人質の間に交流が生まれ人種や貧富を越えた誰もが平等な理想郷が作り出されていく。しかしその理想郷は特殊な状況の限られた空間の中だけのものでいつまでも続くものでは無かった。という物悲しさは物語としては良かった。いつかいつまでも続く理想郷が作り出される日は来るのでしょうか。



ブライトバーン/恐怖の拡散者を観た。
2006年、カンザス州ブライトバーン。子宝に恵まれない夫婦の元に男の子の赤ん坊が現れブランドンと名付けられる。12年後、ブランドンは人類への反抗期を迎える。

設定上の元ネタは誰がどう考えてもスーパーマンだろう。しかし映画の中でスーパーマンネタが出てこない事からするとアメコミや映画のスーパーマンが存在しない世界なのかもしれない。
破壊衝動が本能なのはゴジラかも。



オーバー・エベレスト 陰謀の氷壁を観た。
ヒマラヤで活動する救助隊チーム・ウィングス。インドの特別捜査官からエベレストの頂上付近通称デスゾーンに墜落した飛行機から緊迫するヒマラヤ地域の情勢を左右する重要機密書類の確保を依頼される。

国際的なアクションスター役所広司の誕生が嬉しかったがアクションスター卒業宣言もなされているようで残念。
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