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アンカット・ダイヤモンド [ア行の映画]

アンカット・ダイヤモンドを観た。
ニューヨークで宝石商を営む男。商売は成功しリッチな生活を送っているがスポーツ賭博にはまり資金繰りは綱渡り状態だった。一発逆転を狙いエチオピアで採掘された貴重なブラックオパールを入手するがそれが新たな騒動の種となる。

最近はNETFLIXでの作品が多いアダム・サンドラー主演作品。他のNETFLIX作品も観ようと思いつつ観ないままだけど本作は評論家からも評価が高いらしいので観た。

ちょっと状況が分かりづらいのと登場人物がみんな好感度低めなので今イチ乗り切れないままだったけど、最悪の選択を繰り返す主人公の行き着く先がああいう事になるのは妙に納得出来た。

鉱物の中にも人体の中にも小宇宙(コスモ)が存在していて、恐らく宇宙に存在するもの全ての中にコスモが有るのかもしれない。コスモ同士は実はつながっていて、そして全てのコスモは大宇宙へとつながっているのだ。という事なのだろうか?
とてつもなく長い宇宙の時間の中で過去でも現在でも未来でも、そしてどんな場所でも様々な人間が本作の主人公の様な愚かな行為を繰り返し続けている。宇宙の中での人間とはそういう存在。という事なのかもしれない。
現在地球上にはどれくらいの生物がいるのか分からないけど、その中でただ1種類だけ人間だけがはた迷惑で無様な生き様を晒している。どこかにいるであろう宇宙の中の生命体を含めても人間だけがそういうはた迷惑な存在だったとしたら人間がいる事自体が滑稽。それが面白い存在とも言えるが。

ジャックとジルで共演したアル・パチーノを意識しているのかもしれないなあと思えるアダム・サンドラーの演技は良かった。
主人公の義兄を演じたエリック・ボゴシアンも良かった。身内だけどけじめは付けないと示しがつかないという微妙な心理が言葉に表さないけど伝わってくる。
エリック・ボゴシアンは顔では覚えていなくて名前で印象に残っている人。「暮らし安心エリック・ボゴシアン」と覚えるのもいいかもしれません。
主人公の別宅の隣人役の人は何かで見たこと有るなあと調べたらダイ・ハード2などに出ているジョン・エイモスだった。こちらは逆に顔で印象に残っている。
オークションの主催者(?)で声だけ出演しているのはティルダ・スウィントンだとか。

ダイ・ハード2のジョン・エイモス

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