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音楽、プロジェクト・グーテンベルク、ロニートとエスティ [映画]

音楽を観た。
唐突に音楽に目覚めた高校生。

主人公が歩いているシーンの作画がとても素晴らしく、これ描いた人天才だなあと思ったがどうやらロトスコープらしい。
全編ロトスコープなのか一部ロトスコープなのかは分からない。



プロジェクト・グーテンベルク 贋札王を観た。
偽札造り集団のリーダーで画家と呼ばれる男は自分を守るためなら仲間でさえ非情に切り捨てる。そのため一切画家の情報を得られない香港警察だったが画家の素性を知る男を確保する。

ネタバレ有。

画家と呼ばれる男を演じたチョウ・ユンファがカッコ良かった。その貫禄はさすが大スター。それに較べるとアーロン・クオックは損な役回りだなと思っていたがそこは犯罪ミステリー映画なのでひねったり、ひっくり返したりがちゃんと用意されている。
よくよく考えてみるとあれはどういう事なんだろうと思う所も無くは無いが、あまり気にしない方がいい。



ロニートとエスティ 彼女たちの選択を観た。
ユダヤ教のラビである父の訃報を知らされ故郷に戻ったロニート。ある理由で故郷を離れたロニートを歓迎する人は少なかったが幼馴染みで父の弟子でもあるドヴィッドは久し振りの再会を戸惑いながらも喜んでくれる。そしてロニートはドヴィッドが同じく幼馴染みであるエスティと結婚した事を知る。

イギリスのユダヤ・コミュニティで一緒に育った3人の男女の話。コミュニティでは宗教、信仰が人生や生活の大きな基盤になっている。それがどういう事なのかは実体験が無いので想像つかないが教義を厳格に守り通さなければコミュニティの一員として認められないというのは窮屈で堅苦しいだろうなと思う。
性差別もごく自然に存在しているが、それが当たり前と刷り込まれていて波風を立てる人はいない。
教義によって守られていると取るのかがんじがらめにされていると取るのかはそれぞれの考え方次第。その人それぞれの考え方を尊重して、こんな宗教、信仰は嫌だ。と声を上げた人にはちゃんと耳を傾けるべきなのではないかという事なのだろうと思う。ただ、声を上げた人もすべて自分の意見を押し通すのではなく譲れる所は譲った方が上手くいく場合も有ると。
ロニートとエスティの生き方を認めて受け入れるドヴィッドがラビであるという所がとても重要だと思う。ラビという立場からしても理解はしても認めるのはなかなか出来ない事だろうと思う。それが出来たドヴイッドは将来偉大なラビになるんじゃないだろうか。

ドヴイッドを演じたアレッサンドロ・ニヴォラは将来いいおじいちゃん俳優になりそうな気がする。初代ダンブルドア先生役のリチャード・ハリスの様な感じに。現在47歳でおじいちゃんにはまだ全然先だけど。
アメリカ人だけどイギリス人の役を演じる事が多いのだとか。
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