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グリンゴ、ドミノ、アントラム、グッドライアー、犬鳴村 [映画]

グリンゴ/最強の悪運男を観た。
親友の下で働く男は会社の身売り話の噂を人づてに聞く。疑心暗鬼のままメキシコに出張した男は確たる証拠を得て親友の裏切りを知り偽装誘拐を仕組んで身代金500万ドルを手に入れようと目論む。

グリンゴとはスペイン語でよそ者の意味との事。本作の中ではアメリカ人に対する蔑称として使われていた。

デヴィッド・オイェロウォは今まではシリアスな印象が強かったけどコメディも出来る人と分かった。面白い。全力疾走する姿を見ると身体能力も高そう。
本作は群像劇でその中でデヴィッド・オイェロウォは主役級の一人という事になるんだろうけどその他の面子も豪華なのでデヴィッド・オイェロウォのせっかくのコメディセンスが埋もれてしまったような感じなのがちょっと残念。

ナッシュ・エドガートン監督は本作に出ているジョエル・エドガートンの弟さんだとか。二人の写真を見るとやっぱり似てる。



ドミノ 復讐の咆哮を観た。
デンマーク。早朝、騒音による通報を受け現場のアパートに向かう刑事二人。部屋に向かうエレベーターで不審な男と遭遇。声を掛けると男は逃走し抵抗するが確保する。しかし男はナイフを隠し持っていた。

ブライアン・デ・パルマ監督の新作スリラー。デ・パルマ監督らしさが随所に感じられてファンとしては嬉しい。ボレロっぽい曲が流れる中でのスリリングなシーンとか。
ジョン・フランケンハイマー監督の晩年の代表作RONINのような作品になる可能性も有ったと思うが次回作に期待。

ガイ・ピアースが演じたCIAエージェントが得体が知れないけどどこかコミカルで、そのコミカルさが逆に不気味で良かった。



アントラム/史上最も呪われた映画を観た。
1979年にアメリカで撮影された映画アントラム。完成した映画を観た者は必ず死ぬという曰くつきの作品が40年の封印を解かれ全世界で公開される。

モキュメンタリー(疑似ドキュメンタリー)でもあるが、1979年に作られたとされるアントラムも全編上映される。そのアントラムの上映用フィルムに何者かが細工をしてそれを見た人たちに良くない事が起こるという事。
アントラム自体は1970年代に作られたホラーに寄せて作られたオマージュ系のホラー作品という事でいいのだろう。具体的な作品は全く思い付かないが。不気味で後味悪くてそれ自体ホラー映画として悪くなかった。
1970年代オマージュの作品を現代で作って公開するとなるとどこか古臭さも有るわけで、そこを補うために観たら必ず死ぬというはったりを付け加えたんじゃないかと想像する。別にはったりが無くても良かったんじゃないかと思わないでもないが。
人は必ずいつかは死ぬのだからこの映画を観た人は必ず死ぬというのは嘘ではないけど。



グッドライアー 偽りのゲームを観た。
出会い系サイトで知り合ったロイとベティ。紳士を装うロイの本性は非情な詐欺師。ベティの資産を騙し取るために近付いたロイであった。

ミステリーサスペンスであるし、何よりイアン・マッケランとヘレン・ミレンの共演でスクリーン上に映される額面通りで何も無いわけが無いのは分かった上で観ていたが全く予想していない事が起こった。全てが明かされた後での後味はあまり良くない。
どこかにヒントは有ったのだろうか。イアン・マッケランがX‐メンでマグニートを演じているのはヒントにはならないか。

イアン・マッケランが80歳。ヘレン・ミレンが年下。この年齢のカップルでミステリーサスペンス(ちょっとアクション有り)を作れるのがさすが。
イアン・マッケランの最後の表情が凄かった。



犬鳴村を観た。
「…うん、…うん、…うん、そう、確かに昨日までは猫だったけどさあ、しょうがないじゃん今日になったらいきなり犬になっちゃったんだから。木村、だからさ犬連れて来てよ。犬。…うん、…うん。確かにさ猫でお願いしてたんだからそこに猫しかいないのは分かるけど。犬だっつってんのに猫連れてこられてもさ。本当に猫しかいないの?犬なら何でもいいよ。チワワでもチャウチャウでも。…うん、いない。そうか、それじゃ木村他を当たるとか、最悪そこら辺で犬散歩させてる人にお願いしてどうにか連れてきてよ。な、木村頼む。どうにか犬。やっぱ猫じゃダメっすかって猫連れてくんなよ。犬だよ犬、犬な、木村。」
撮影開始まで残り1時間30分。果たして撮影開始時間までに間に合うのか。そしてAD木村が連れて来るのは犬なのかやっぱ猫なのか、それとも…。スリルとサスペンスの話題作『犬な、木村』乞うご期待。
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