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新感染ファイナル・エクスプレス、ソウル・ステーション/パンデミック、新感染半島ファイナル・ステージ [映画]

新感染 ファイナル・エクスプレス (2016・1h58)
ソウル・ステーション/パンデミック (2016・1h32)を観た。
韓国でゾンビパニックが発生しその被害が急速に爆発的に広まっていく様を描いた2本。

新感染の続編、新感染半島が公開されるので観た。
ソウル・ステーションの方は初見。新感染で起こる出来事の数時間前を描いたアニメーション作品。何故ゾンビが発生したのか。その発端までには踏み込んではいない。
ヨン・サンホ監督は元々はアニメーション監督で実写に初挑戦した新感染で大成功。アニメーションの技法としては実際に俳優さんが演じてそれをトレースするロトスコープっぽい感じがしたけどどうなんだろう?
韓国製のアニメ作品を今まで観た事有るだろうか。と調べてみると公園に住むリスが主人公のCGアニメ、ナッツジョブ(カナダ、アメリカとの合作)が有った。
とは言っても全く目にしてこなかったのではなくて、昔から長い間日本のアニメ作品の下請けをして下さっていたわけで。マクロスっていう黒歴史は有るけどもそれはもう何十年も昔の話。これからはアニメ作品も世界に向けてどんどん発信されていくのではないだろうか。そして日本が下請けになるのかも。

ゾンビ映画ではゾンビの存在だけが混乱を招いているのではなく、社会の在り方や政府の対応がその混乱を更に増幅させているのだ。という社会的なメッセージも込められたりするが、このシリーズの場合はメッセージ性はかなり高い。
それも前提としてゾンビ映画としての怖さや面白さが有っての事だけど。

ゾンビの危機に直面した人々がその場に応じた様々な対応をするが、それがベストなのか?もっと別の方法が有るのでは。と思えるのがもどかしくなってしまうのだけど、危機に直面した場面で即座にベストな選択が出来るとは限らないわけで、それにベストでは無い選択をした方がゾンビ映画としては面白かったりもする。



新感染半島 ファイナル・ステージを観た。
ゾンビパニックが起こってからわずかな時間で韓国は国家としての機能を失った。それから4年、ゾンビが溢れる韓国国内に潜入しゾンビには必要のないアメリカドル2000万ドルを持ち出そうとする者が現れる。その実行部隊に選ばれたのは4人の韓国人男女だった。

前作で生き残った人たちとの直接的なつながりは無かった。むしろ断ち切っていた。今後更にシリーズが続いたら再登場の可能性も残されてはいるが。
今回はやや社会性が薄れてエンターテインメント要素の方が強い。そうなると情に訴えかけると言うか、要は感動作的な面も強くなっているのはあまり好みではなかった。

ゾンビの退治法として車でなぎ倒すというのはこれまでのゾンビ映画で無かった事ではないとは思うが本作ほどに大々的なものは無かったと思う。それが良かった。良かったんだけど、ほぼ大体がCGなのがちょっと残念。車の加速、スピード感がCGだなーと思えてしまって。
ゾンビも人が演じるわけでそれを車で蹴散らすのを実際にやれっていうのも無理な話ではあるけど。クリストファー・ノーラン監督ならどうにかしてでもやるかもしれないけど。
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