SSブログ

COWBOY BEBOP 天国の扉、危険を買う男 [映画]

COWBOY BEBOP 天国の扉を観た。日本、2001年、1時間54分。
カウボーイと呼ばれる宇宙の賞金稼ぎのスパイクと仲間たちが貧乏暮らしから抜け出せる多額の賞金が掛かった男はバイオテロによって火星の人類を全滅させようとしていた。

映画公開から20周年を記念してなのか、エヴァンゲリオンの主要キャストと一部被る事からなのか分からないがグランドシネマサンシャインで上映されたので観た。
公開時に観て以来なので20年振り。今までもサンライズフェスティバルなどで映画館での上映も有ったかと思うけど、正直な所初見の時に期待外れに思えてそれ以降遠ざけてきた。で20年振りに観たら面白かった。
初見の時にも時系列はテレビシリーズ全26話の内の22話と23話の間の出来事というアナウンスが有ったはずで、それでも何か新しい展開が有るのでは。と期待していたんだと思う。でも特には無かった。その残念が先に立ってしまっていたのかもしれない。
今回そういう期待は無く長編エピソードとして観て面白かった。
空気感染によるバイオテロなんていったら今の御時世にぴったり過ぎる内容。映画みたいに寸前で回避出来たら良かったのに。

20年振りに観るとちょっとカッコつけ過ぎかなと思えて気恥ずかしくなったりしなくもないが、カッコつけるのがカウボーイビバップなのだし、そのカッコつけがビシッと嵌まった時の気持ちよさがたまらない。
ハードボイルドSF(コメディ)なだけにカッコつけはニヒルをベースとしていて、近年の日本映画に有りがちな、予告でしか見ていないけどメジャーな作品の殆どに有るような印象の主人公の感情が昂っての絶叫というやかましさが無いのもいい。

NETFLIXの実写ドラマ化は撮影が終了したとの事で良かった。これが視聴数的に大ヒットしたら本家の日本でのアニメの新作の可能性も出てくるだろうと思うので是非大ヒットして欲しい。



危険を買う男を観た。フランス、1976年、1時間41分。
政府高官は法を超えて凶悪事件を解決し報酬を得る賞金稼ぎのハンターを秘密裡に雇用し成果を上げていた。ハンターの今度の仕事は先ず手始めに刑務所に潜入し強盗殺人事件の犯人タカの情報をタカに協力してしまった若者より得る事からだった。

池袋シネマ・ロサ ≪ジャン=ポール・ベルモンド傑作選≫にて。

本作でのジャン=ポール・ベルモンドは普段は一匹狼だけど若者とのバディを組む事で兄貴的な存在。
年代的にはアメリカではニューシネマが全盛期を過ぎてやや終わりかけの頃くらいだろうか。単純なハッピーエンドではない哀愁も漂うラストにはそのニューシネマの影響も有るのではないかと考えたが、そうではなくて元々ニューシネマがヌーヴェルヴァーグからの影響に有るという事で。ヌーヴェルヴァーグは1960年代には終焉したという説も有り、ヌーヴェルヴァーグが過ぎてニューシネマを迎えてスター映画の娯楽性も合わせて本作が生まれた。という見方も出来るのかもしれないなとぼんやり考えた。
その頃日本ではテレビドラマの傷だらけの天使が1974年から75年にかけて放送されている。

サスペンスアクション映画にはカテゴリーされるだろうけどアクションの方にはそれほど重きは置かれてはいなかったのでジャン=ポール・ベルモンドもそんなに無茶な危なっかしい事はしない。

恐怖に襲われた街にも登場していたが本作にもKAWASAKIのバイクが登場。車種は分からないけど似たようなタイプのバイクだった。当時のフランスでは日本のバイクがオシャレだったんだろうか。それともスタッフの誰かの私物が使われていたのか。
コメント(0) 

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。