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グリーンランド -地球最後の2日間-、ゴジラVSコング [映画]

グリーンランド -地球最後の2日間-を観た。2020年、アメリカ、1時間59分。
地球に最接近する進路を取る彗星クラーク。その一部が隕石となって地球に降り注ぎ人類がこれまで経験した事の無かった被害をもたらす。そしてかつて恐竜を絶滅させたとされる規模を超す最大級の隕石の落下が2日後と予測される。

池袋シネマ・ロサにて。

隕石ディザスタームービー。その代表作とも言える『アルマゲドン』とはタイプが異なり隕石衝突は不可避でその時の人間の行動が描かれる。『ディープ・インパクト』タイプか。
地球最後の日にあなたは何をしますか?とか、最後の晩餐は何を食べますか?といった質問がよく著名人にされるけど、もし実際に地球が最後、もしくは人類滅亡の危機となったらそんな呑気な事は言ってられないのだなあと思わされる。映画の中では呑気ではないかもしれないけどじたばたするのをやめた人達もいたけど。

ディザスターシーンにはしっかりとお金が掛けられていて見応えがある。今現在のジェラルド・バトラーはニコラス・ケイジやジョン・キューザックと同じ路線にいると思うが、まだA級の所で頑張っていると感じられる作品で良かった。B級、C級の面白さも有るけど一旦A級からB級、C級に行ってしまうと戻るのはかなり難しいと思われるのでなんとか頑張り続けて欲しい。

ジェラルド・バトラーが演じる主人公の父親が登場する流れになり、その人物を誰が演じているのか知らなかったので『エンド・オブ・ステイツ』のボンバーマン爺さんことニック・ノルティだったら面白いのにと期待したが奥さんの父親、義理の父親という事もあってニック・ノルティでは無かった。義理の父親で無くても多分ニック・ノルティは出ない事は重々承知しているが、でもスコット・グレンだったので良かった。スコット・グレンもまだまだ元気そうで良かった。



ゴジラVSコングを観た。2021年、アメリカ、1時間53分。
コングは人間の管理下にあった。その頃ゴジラはある巨大企業の研究施設を襲う。ゴジラのパワーの源は地球の核に存在する空洞内に有ると確信する巨大企業はその力を得ようと空洞への侵入を計画する。コングの本来の棲みかはその空洞であり、その帰巣本能を利用してコングを水先案内人とするがコングがなんらかのアクションを起こす時、それはゴジラVSコングの始まりでも有った。

怪獣映画であるけどSF要素も結構強い。怪獣映画自体がSFでも有るけど、でも怪獣映画はSFと言うより怪獣映画という一つのジャンルの印象。
ゴジラ映画にあまり詳しくはないが過去のゴジラ映画でもSF要素の強い作品も有ったのだろうと思う。最近では三部作アニメのゴジラはかなりSFだったし。
若年層の活躍も有ったりするのでどうしてもハードSFとはならないのが残念にも思えるが、まあでもSFがどうこう言うより本作の見所は何と言ってもゴジラとコングによるガチンコバトルであって、それはとても良く出来ていて面白かった。

日本発祥のゴジラ映画でもあるという事で日本人もお情けで出演させてもらっていたが、ミステリアスにカッコつけていた割に特に何もしない人だった。何もさせてもらえないと言うか。唯一の役割は日本語発音の「ゴジラ」と言う事だけだったような。
『ワールド・ウォーZ』で"人類最後の希望"と呼ばれていた人物レベルで何にもしない人でそれはそれで面白かったりもするけど。
日本人を活躍させた所で日本市場の興行に大して何の影響も無いと思われていて実際そうなんだろうと思う。だからクライマックスの舞台は巨大な中国市場である香港が選ばれたのだろうし。しかし現実の状況を考えると香港というのも映画の中の大惨事を見るとまた微妙な所を選んだなあとも思ってしまうが。

本当はゴジラVSコングVS人間という事なんだろうと思う。数でいうと1:1:数十億という事となるけどそうなれば今回人間側の被害は数万人(主に香港)にもなるのも仕方ない。そもそも喧嘩を仕掛けたのも人間で、ゴジラ、コングが地球(人間だけではなく)の守護神とするなら神に喧嘩売ったらそれ位の被害は覚悟しなければならないという事。でも、ごく一部の人間がその様な事を仕出かして何万人もの人達が被害を受けるというのも理不尽ではあって、今現在のオリンピックの現状も数万、数十万それ以上の被害が出なければいいと思うが。

アレクサンダー・スカルスガルドは知らない人も多い思うが実はターザンで(ターザンを演じた事が有るという事だけど)、実はゴジラVSコングVSターザンでもあった。"VS"ではなかったか。

いつもの様にエンドクレジットをぼーっと眺めていたら本作の中で別の映画の映像が使用されましたリストの中にゴジラ、コングシリーズの前作は当然有るとして何故か『リーサル・ウェポン2/炎の約束』が有ったがそんな映像が使われた箇所有ったか思い出せない。見間違えではなく確かに『リーサル・ウェポン2』のタイトルは有ったと思う。
思い返してみて、そう言えば映像自体は使われていなかったけどコングが肩を脱臼していてそれを自分で治すシーンが『リーサル・ウェポン2』だった。オマージュという事なのか。
そうなるとコングが爆発を背にしてジャンプするのは多分『ダイ・ハード』へのオマージュだろう。
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