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ずっとお城で暮らしてる [映画]

ずっとお城で暮らしてるを観た。2019年、アメリカ、1時間36分。
小さな町の丘の上に建つ屋敷に住む姉妹と伯父。姉は数年前に食事の中にヒ素を混入させ両親を毒殺したが情状酌量され敷地内で変わりの無い日々を過ごし、同じ食事をして後遺症の残った伯父の面倒を看ている。
姉妹に厳しい目を向けている丘の下に住む庶民から大事な姉を守るため妹は彼女なりの魔法をかけているが、ある訪問者によって魔法の力が失われてしまう。

恐らく時代は1960年代。
両親殺害の真相は…。がミステリーとなっていて謎を解くカギも上手いこと小出しにされて色々と考えながら観られるがその真相はそれほどアッと驚くほどのものでは無かった。
ミステリーも重要だけど、当時の上流階級と一般庶民の人間性の違いを描き出す事も重要だったのだろうと思う。
少数の恵まれた者と大多数の恵まれない者たちの力関係は何かのきっかけで簡単に崩れ落ちるという事も含めて1960年代だからという事ではなくていつの時代でも現在でも同じなのかもしれない。
そういった人と人との間の妬みや嫉みが渦巻く中での上流階級ならではと思える浮世離れした姉妹愛という所が本来の観るべき所なのかもしれない。例えば上流階級をヴァンパイアに置き換えても成立するだろうと思う。
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